災害時のペットの避難について環境省は原則飼い主がペットを連れて行く同行避難を求めている。いざというときのために飼い主はどんな準備ができるのか、専門家による勉強会が開かれた。浜松市の荻一司さんは3匹の犬を飼っている。毎日を共にする大切な家族。ペットを守るため災害対策も進めている。ドックランやホテルを経営し日々複数の犬を世話していることもあり防災リュックなどを念入りに備えているが不安は消えない。災害時、ペットの避難は大きな課題となる。去年の能登半島地震ではペットの同行を断られた避難所があった。ペットのためにたまにエンジンをかけて車内を温めたことから飼い主も一緒に車で避難生活を送った。日本レスキュー協会が能登半島地震の被災地で行った調査。石川・珠洲市のペット世帯避難状況調査。車中泊をしたり、ペットを家に残し世話の旅に帰ったりした世帯が半数以上あった。飼い主とペットが一緒に避難できた世帯は全体のわずか15%。飼い主とペットの安全をともに確保するためにはどんな備えが必要なのか。浜松市では勉強会が開かれた。講師の辻本さんは去年の山形県での豪雨や能登半島での地震豪雨災害などの現場でペットの命を守る活動をしている。避難所ではペットは基本的にケージでの待機が必要。今回の勉強会で辻本さんはペットのストレスを少しでも減らせるようハウストレーニングを率先して進めてほしいと強調した。そもそも犬や猫には狭い場所や囲われた空間を好む習性がある。ケージを閉じ込める場所と考えるのではなく、動物の習性を正しく理解し、しつけることがポイントとなる。ペットの性格やサイズに合ったタイプを用意することが大切。日本レスキュー協会・辻本郁美さんは「ペットを守れるのは飼い主だけ。普段から守るために何をするべきかということも考えていてほしい」と語った。
住所: 静岡県浜松市中区元城町222-2 元城ビル2F
URL: https://www.dogreflation-oggi.com/
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