繁盛のキーワード1冊目は「一番をとれる業態を見極め消費してもらう演出を」。Dr.stretchは業界トップの全国276店舗を展開。ノートンが神田店を調査。Dr.stretchが提供する「コアバランスストレッチ」は体の深部にある筋肉を伸ばす独自技術。一人一人の体に合わせて柔軟性アップをサポート。2010年の創業以来、ストレッチ業態のパイオニアとして新たな市場を切り開き、幅広い年齢層が利用している。黒川社長は開業当時、ヨガやリラクゼーション分野で店舗を複数展開していたが、ヨガなどの分野は競合が多かったことから、当時は浸透していなかったストレッチに着目した。競合相手の少ない市場に参入するブルーオーシャン戦略により1位をとることで、コストを分散し、認知度・交渉力のアップが期待できる。すぐに効果を実感できる“速”さ、寝ているだけでいい“楽”な点が消費してもらえる方程式となった。“楽”を意識してもらうため、客に対して過度なアドバイスはせず、通うだけで体が良くなる印象を大切にしている。1店舗あたりの来店客は新規が約10%、リピーターが約90%。ストレッチ分野を開拓して業界トップになったDr.stretchの背景には即効性と楽さが生み出す消費の方程式があった。