- 出演者
- 三戸政和 黒川将大
オープニング映像。
この番組は事業投資家・三戸政和と新人ショップ店長のノートンが繁盛店の社長から成長の理由を学ぶ。今回のゲストはDr.stretchを運営する株式会社nobitelの黒川将大社長。Dr.stretchは“イタ気持ちいい”施術が人気となり、10年で150店舗を達成。成功の裏にあったのはド派手なイベントだった!?
繁盛のキーワード1冊目は「一番をとれる業態を見極め消費してもらう演出を」。Dr.stretchは業界トップの全国276店舗を展開。ノートンが神田店を調査。Dr.stretchが提供する「コアバランスストレッチ」は体の深部にある筋肉を伸ばす独自技術。一人一人の体に合わせて柔軟性アップをサポート。2010年の創業以来、ストレッチ業態のパイオニアとして新たな市場を切り開き、幅広い年齢層が利用している。黒川社長は開業当時、ヨガやリラクゼーション分野で店舗を複数展開していたが、ヨガなどの分野は競合が多かったことから、当時は浸透していなかったストレッチに着目した。競合相手の少ない市場に参入するブルーオーシャン戦略により1位をとることで、コストを分散し、認知度・交渉力のアップが期待できる。すぐに効果を実感できる“速”さ、寝ているだけでいい“楽”な点が消費してもらえる方程式となった。“楽”を意識してもらうため、客に対して過度なアドバイスはせず、通うだけで体が良くなる印象を大切にしている。1店舗あたりの来店客は新規が約10%、リピーターが約90%。ストレッチ分野を開拓して業界トップになったDr.stretchの背景には即効性と楽さが生み出す消費の方程式があった。
繁盛のキーワード2冊目は「店舗の立地が人を育てる」。Dr.stretchは都心の一等地から郊外まで様々な場所に店舗を展開。新宿駅近くには7店舗あり、一番近い店舗の距離はわずか400m。特定の地域に集中的に店舗を展開するドミナント戦略は(1)認知度アップ、(2)競合の参入を回避するメリットがあるが、Dr.stretchは役職を問わず一定の技術ラインを下回った人が再研修に通うシステムがあり、研修所を中心にドミナント展開することで、人件費が高い先生を派遣するのではなく、対象となる各店舗のスタッフが集まることでコストを削減している。Dr.stretchはスポーツ経験者を積極採用し、筋肉の知識やトレーナーの心得まで学べる研修を実施。180時間の研修を経て、最終テストに合格した人だけが店舗デビューする。Dr.stretchは店舗の半数が“駅チカ”。黒川社長は立地もサービスと語った。Dr.stretchはストレッチ技術No.1を決める社内大会「SWGP」(ストレッチワールドグランプリ)を年に一度開催。賞金は100万円。各地域における店舗運営の責任者「エリアマネージャー」は全社員の投票「総選挙」で決める。こうした取り組みが社員のモチベーションにつながっている。トレーナーを4段階にランク分けして技術力向上にも取り組んでいる。
黒川社長に書いてもらった今後の勝ち筋は「利便性のUP そして世界へ」。自社サービス同士が同じカテゴリーで競合関係になってしまうカニバリゼーションにならないようにしながら、世界でも利便性を上げていけるような展開ができたらいいな。世界で通用するのかをやってみたいと語った。
- キーワード
- Dr.stretchnobitel
三戸政和が店舗経営のヒントになるキーワードとして、支払い家賃のキーワード「回転率」を紹介。「Soup Stock Tokyo」は1999年にお台場ヴィーナスフォートに1号店をオープン。2号店は赤坂に出店してOL層を狙ったが、ランチしか伸びず家賃ばかりかさむ結果となった。3号店以降は駅ナカへの出店に変更することで回転率が上がり、家賃を吸収できるようになったという。番組公式サイトでは他にも様々な支払家賃のヒントを掲載中。
もう一度ご覧になりたい方は番組公式サイトへ!
- キーワード
- 繁盛店の経営ノート ホームページ