- 出演者
- 三戸政和 瀬戸健
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この番組は事業投資家・三戸政和と新人ショップ店長のノートンが繁盛店の社長から成長の理由を学ぶ。今回のゲストは24時間無人のコンビニジム・chocoZAPを運営するRIZAPグループ株式会社の瀬戸健社長。ジム以外にも様々なサービスを提供するchocoZAPだがそこには一体どんな戦略があるのか。
chocoZAPの瀬戸健社長の経営ノートで1冊目に記された繁盛のキーワードは「運動初心者のはじめの一歩にコミット」。2022年に誕生したchocoZAPは約1年10か月で47都道府県全てに出店した。ブランド開始わずか3年で会員数135万人を達成。その人気の秘密を探るため、ノートンが向かったのは「chocoZAP 西新宿店」。月額3,278円で通い放題のchocoZAPには筋トレマシンや有酸素運動ができるトレーニングマシン、そしてセルフホワイトニングやセルフ脱毛・セルフエステなどセルフケアができるサービスも充実。マッサージチェアやピラティス・ランドリーがある店舗も。さらに「chocoZAP 初台店」ではゴルフスタジオを完備していた。驚きの設備は他にもあり「chocoZAP 早稲田店」ではある部屋に入ってみるとカラオケまでできるようになっていた。ここから会員から瀬戸健社長に「ジムと関わりがないサービスを導入した店づくりはどうやって思いついたの?」という質問。瀬戸健社長は「コロナ禍において対面型のRIZAPが危機的状況に陥りRIZAPの名前を出さずに名前がそれぞれ違うブランドをつくった」などと話していった。テストマーケティング当時は屋号やサービス内容を変えるなど試行錯誤を行い入会しやすい店舗を模索したという。「どうしてエステマシンを設置しようと思った?」については「日本のフィットネス人口は少ないため初心者を対象にして入口は違う手段でもいいんじゃないかな」などと話した。chocoZAP利用者の感想を聞くと良い意見が多く「どうして月額3,278円で運営できるの?」については省人化という人がいなくてもできる仕組みが大きいという。会員制スポーツジムの相場が6,000円~10,000円と言われる中、chocoZAPは3,278円というお手軽な価格ありきで構築したという。収益は黒字転換しており今年も閉店する予定は一切ないとのこと。
スタッフを置かない24時間無人運営のchocoZAPはどうやって快適さを維持しているのか。店内を観察しているとセルフメンテナンス会員という一般の利用者でありながらchocoZAPの認定を受けてマシンの不具合対応や修繕活動を担当する方がいた。さらにオフィスカジュアル姿でトレーニング中の女性はフレンドリー会員という一般の利用者だがchocoZAPの認定を受けて清掃や備品補充などを担っているという。chocoZAPではこうした役割の人をサポート会員と呼び、全会員が快適に利用できるように運営の一部を手伝ってもらっているとのこと。フレンドリー会員は月の活動により割引となり、セルフメンテナンス会員は活動難易度に応じてギフトカードがもらえるという。AI監視カメラが店内に平均10台設置されており、遠隔監視センターで24時間365日録画・監視して利用者の様子を見守っている。メンテナンス以外にも力を入れており、マシンも一から開発して作っていて故障発生率の低減をめざして現在第三世代まで進化しているという。利用者に「chocoZAPは快適ですか?」と聞いてみると清潔さや衛生面は気にならないなどということだった。また過疎地域では田んぼのど真ん中に「chocoZAP 木曽岬店」があるがこれは官民連携コンビニジムとしては全国初めての事例だという。無人でも快適な理由はDX化を進め会員同士が支え合う”省人化時代”であった。
瀬戸健に今後の勝ち筋を書いてもらうと「民主化」というものだった。
新規顧客のキーワードは「イベント」だという。埼玉県の株式会社温泉道場はイベントをうまく使って新規顧客を獲得しており、カラオケ大会だけでなくカラオケ大会で歌っている人の点数をみんなで予想することをしているとのこと。他にも様々な新規顧客のヒントは「繁盛店の経営ノート」で検索。
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