- 出演者
- 三戸政和 高橋誉則
オープニング映像。
事業投資家・三戸政和が繁盛店の社長から成長の理由を学ぶ番組。今回のゲストはTSUTAYAを運営するカルチュア・コンビニエンス・クラブの高橋誉則社長。
東京・代官山の「代官山T-SITE 蔦屋書店」。書店のほか、カフェやレストランに自転車店など様々な店舗を併設。空間づくりを重視する戦略で、売り上げや客数も好調。それまで商品料を充実させることを重視してきたが、業界が苦しくなるなかで「書店をコアに据えながら成長する」という考えに転換。カフェは書店側がフランチャイズとして運営しているもので、売り場の本を読みみながら飲むのもOK。店内で長時間読んでいた客の多くはその本を買っていく。社長はこの理由を「読んでいた本に愛着が湧くのでは」と推察。
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蔦屋書店では「書店都合で本を並べない」がコンセプト。本のジャンルごとに仕入れの形態が異なり、仕入れなどの対応がしやすいようにジャンルごとに陳列されるのが普通だが、蔦屋ではテーマごとに陳列。陳列を行うプロフェッショナルは「コンシェルジュ」と呼ばれ、本以外の商品も陳列。この陳列により平均単価は2.3倍に。目指したのは、ネットショッピングなどでレコメンド商品が出てくる感覚。店舗自体の魅力で人を呼び、ついで買いで売上を生むのが狙い。
代官山蔦屋書店の店舗内にある有料スペース「SHARE LOUNGE」。コンシェルジュが選んだ本を自由に読めるほか、ドリンクやフリーフードコーナーも設置。文房具などのビジネスグッズも無料で使える。居心地の良い空間を提供し、客の滞在時間を伸ばし時間課金制で売上を伸ばす狙い。食べ物が無料なのもこのため。売上に対して材料費・人件費が占める割合を示す指標「FL比率」で見ても、飲食業の平均が50~60%に対してSHARE LOUNGEは40%程度。売り場面積を減らして在庫管理の負担を低減する狙いも。
TSUTAYAを手掛けるCCCがいま力を入れている新業態「TSUTAYA Conditioning PILATES」。本を読むことも可能。健康に関心があっても実際にジムに通っている人は少ないことに着目し、「整えるだけでいいジム」というテーマで展開。主に都心部の狭小型で展開中。今後も広げていく考えで、現時点では好調という。
ゲストのCCC社長・高橋さんが、今後の勝ち筋として「小さなゆらぎを見つけ “エッジ”を立てて、“スピード”展開する!!」と表明。「これまでの事業でも私たちがゼロから作ったビジネスはない」「変化を捉え、新しい付加価値を付けてモデルにすることをやってきた」など話した。
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- カルチュア・コンビニエンス・クラブ
ここまでカルチュア・コンビニエンス・クラブの新業態店舗の取り組みを紹介。同じようなことをして成功しているのが「つるとんたん」。創業者は息子に世界の名店を回らせ、どこがどう良かったのかを言語化してメモするよう指示。これが「センスを言語化して論理立て再現性を持たせる」という成果に。
番組は番組公式サイトで配信。
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