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「EPA」 のテレビ露出情報

有害性が指摘される化学物質PFASが各地の川や井戸水から検出される中、国は先週水道水の目標値をどうするかなどの検討を始めた。先日、千葉県鎌ケ谷市の井戸水から国の暫定目標値の最大で700倍もの高濃度が検出されたし、北海道の安平川でも暫定目標値を超えて検出されているが、飲み水には影響ないと発表されている。PFASは人工的に作られた有機フッ素化合物と呼ばれる化学物質の幅広いグループの総称で、全部で1万種類以上あるともいわれている。食品の包装衣類のはっ水加工、油火災の火を消す泡消火剤や半導体の製造工程など幅広い用途で世界中で使われてきた。しかし近年、PFASの中の一部の種類について発がん性や免疫の働きの低下コレステロールの増加、生まれてくる子どもの発育への影響などさまざまな悪影響が指摘されるようになっている。PFASの排出源として考えられているのは、米軍や自衛隊などの基地、立体駐車場などでも使われてきた泡消火剤、工場でかつて製造使用されてきたPFASなどが河川や地下水の中に流入しているということが指摘されている。最近では使用済みの活性炭の中に取り込まれていたPFASが屋外で放置されていた場所から河川に流入したのではないかとみられるケースもある。しかし、ほとんどのケースで排出源や汚染源は特定できていない。2009年以降、国際条約でPFASの一部である、PFOS、PFOA、PFHxSが順次規制されてきた。PFASは自然には分解しにくい性質があり、過去に排出されたものが土壌や地下水の中に長く残留するとされている。水道の水などの質については日本では現在も法的な拘束力を持つ規制がない。岡山県吉備中央町の一部の地域では3年にわたって水道水にPFASが入っていたことが明らかにされているが、住民の血液から米国の学術団体が健康リスクが増えるとしている値を超えて検出されたケースもある。

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