7月27日の開催前日。メインステージに2021年グラミー賞を受賞したアメリカを代表するロックバンドThe Strokesのステージが設営。Strokesはフジロック初日のヘッドライナーを務める。専属スタッフ28人が来日。11トントラック3台分の独自機材を搬入した。Strokes専用のステージの設営が行われたが海外アーティストならではの予定外の要望にスタッフは振り回された。フジロックではアーティスト毎にセットが変わるためセット転換のスムーズな転換が必須。転換に手間取るとライブの質に影響を及ぼす。舞台監督のカンさんは1か月間プラン変更が起こるたびに転換図を修正し続けた。楽器に触れられることを嫌がるアーティストもいるため、転換の際の導線を確認するだけでもなかなか言い出せない雰囲気だという。カンさんの苦労の甲斐もあり、当日のセット転換はスムーズに完了。Strokesのステージには初日最高の2万人が訪れた。終演後、Strokesのスタッフが訪れ「あなたたちは史上最高のスタッフだよ」という感謝の言葉を伝えた。