インドで開かれたG20のエネルギー相会合では欧米の先進国が化石燃料からの脱却や再生可能エネルギーの導入拡大を求めたのに対し、火力発電に大きく依存する途上国などは反対の姿勢を示した。ウクライナ侵攻によってエネルギーや食料への不安が高まっているとして各国が強く非難したが、ロシアと中国は認めなかった。議長国のインドは合意した項目を成果文書として発表し、「各国の事情に配慮し、多様な道筋を通じて脱炭素を進めるべき」だとして各国が一致したと明らかにした。日本は技術協力などで新興国・途上国との連携を進める方針。