きょうパナソニックが中古家電事業への参入を打ち出した。パナソニックは去年12月からドラム式洗濯乾燥機・4K有機ELテレビを対象に販売後すぐに不具合が見つかった家電などを修理し販売する事業を始めている。これを今日から冷蔵庫などに広げ、9月には電子レンジや炊飯器などにも拡大する。これらの商品には1年間の保証をつけ、冷蔵庫や洗濯機の価格は新製品より2割ほど安い。背景にあるのは家電の高騰。洗濯機の価格は5年前に比べ3割上昇している。エアコン・冷蔵庫も値上がりしている。節約志向が高まる中、量販店では中古家電の販売が大幅拡大している。日立も2022年から中古家電を新品より3割程度安い価格で販売している。メーカー各社としては、中古家電も扱うことでより多くの顧客を確保したい考え。