「ミレービスケット」を作っていると伺ったのは名古屋市にある「三ツ矢製菓」。しかしここでは完成した状態のお菓子は見られないという。実は三ツ矢製菓が作っているのは「ミレービスケット」のもととなるビスケット生地。この生地を日本全国の企業や工場が購入し、「ミレービスケット」を製造・販売している。三ツ矢製菓の生地を使えばミレーの名前を使えるため、商品名も会社によって様々。そんな中でも三ツ矢製菓のミレービスケット生地を日本で最も卸しているのが高知県にある「野村煎豆加工店」。工場内には三ツ矢製菓から届いた生地が積み上げられていた。1日に届く生地の量は6キロ×1,300ケース=7.8トンに及ぶ。最後の仕上げとして120℃の油でコーティング。その後、余分な油を乾燥機の要領で飛ばし、油の味を安定させるために冷却。最後に味の決め手となる天日塩をまぶせば完成。実は「ミレービスケット」は高知県民なら誰もが愛するソウルフード。それには「野村煎豆加工店」が一役買っている。野村煎豆加工店は1923年創業。先代が豆菓子をまじめに販売。現在もそら豆などを使った豆菓子を製造している。豆の風味が移ったミレービスケットが高知県民をトリコにしたという。ミレービスケットの製造も急増し、新しい油を使うことも多いという。さらに最近はコーヒー味・ポタージュ味など様々な味も展開している。
