去年12月、打ち上げに失敗したH3ロケット8号機。JAXAはその後進めてきた原因究明の調査結果を今日開かれた文部科学省の有識者会議で発表した。ロケットの先端部にある衛星を載せる土台の部品の接着部が剥がれ隙間ができ失敗につながった可能性が極めて高いと結論づけている。製造中に部品を接着する際、一部の箇所が想定以上の高温になったことで接着強度が低下して隙間ができ、飛行中に衛星カバーの分離の衝撃で隙間が一気に広がり土台の破壊に至ったという。今後H3ロケットについては土台の接着方法を見直し過去のH2Aロケットで採用していた方式で新たに製造し対策する方針を示した。打ち上げの再開にあたっては、補助ロケットを使わない新しい形態の試験機を打ち上げるということで、失敗した8号機と同じ接着方式の土台を補修・使用する計画。JAXAは、この試験機の打ち上げで土台にかかる荷重や衝撃などのデータを取得し、今回特定した8号機の失敗原因について検証するとしている。
