きのう発表された今月23日までの1週間のスーパーのコメ平均価格は、5キロあたり4312円と前週比で52円上昇(農水省)。都内のスープカレー専門店ではたまねぎの仕入れ価格が去年に比べ約1.5倍、にんじんが約2倍になっている。また、今月東京地区で取引された卵の平均卸売価格はMサイズ1キロあたり340円と、統計公表以降11月としては最高値(JA全農たまご)。今後の状況によっては値上げを検討するという。野菜の高騰の主な原因は天候不順で、熊本・八代市の農家では8月の記録的な大雨の影響などで、トマトの出荷量が平年の6割ほどに落ち込んだ。農水省が公表した来月の主な野菜の価格見通しでも、トマトなどが平年より3割以上高くなるとされている。民間の調査会社の調査では、国内食品メーカー195社の今年の食料品・飲料の値上げの品目数は2万609品目に上り、去年と比べ64.6%の増加となっている(帝国データバンク)。
