フィリピン人女性と日本人男性の間に生まれたジャパニーズフィリピーノチルドレンと呼ばれる人などを支援する団体による実態調査の報告会が開かれ渡航時に借金を背負わされたり雇用条件を理解しないまま就労するケースがあるとして対策の必要性が訴えられた。報告を行ったのはフィリピン人女性と日本人男性の間に生まれた人たちに対し日本国籍取得のための法的な支援などを行っているNPO法人JFCネットワーク。この中では調査に協力した84人のうち31人が来日の費用について仲介業者や就労先の会社などが肩代わりしたと回答したことが報告された。しかしこのうち30人は返済義務を負わされ返済総額の平均は42万円、最も高い人では180万円に上り、中には返済せずに逃亡したら家族を拘束するなどと脅されるケースもあったという。