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- 船木正人 寺門亜衣子 江原啓一郎 宮崎あずさ 黒田菜月
品川区の森澤恭子区長はきょう記者会見し新年度令和7年度の予算案を発表した。この中で子育て世帯への支援策としていずれも所得制限は設けず区立中学校の修学旅行の費用を新年度から無償化するほか制服についても令和8年度から無償化するとしている。また医療系や理系の学部に進学する大学生への給付型の奨学金制度を創設し1学年当たり100人にそれぞれ年間54万円を支給するとしている。さらに、朝7時半から児童の居場所を小学校に作り希望すればパンなどの朝食を無償で提供するほか、小中学校の給食の野菜を有機野菜などに切り替えるオーガニック給食を導入するとしている。品川区では給食や学用品などもすでに無償化されていて一連の施策で区立学校に通う児童生徒1人当たりでは保護者の負担が年間10万円余り軽減されるという。
あすの都心の予想最低気温なのだがマイナス1度、この冬いちばんの冷え込みになりそう。この寒い時期、朝なかなか起きられないという人もいる中で起きるコツについて、日本睡眠科学研究所の安藤翠さんに話を聞いた。すっきり起きるためにはよい睡眠をとること。そのために大切なのが寝具の使い方だ。安藤さんは羽毛布団を使う場合は直接かぶることをおすすめした。羽毛は体温で膨らみ保温性を高める性質があり、その上から毛布を重ねてふたをすればさらに保温できて暖かく眠れるという。ただし、これは毛布が吸湿性の低い合成繊維の場合でウールやカシミヤなど吸湿性の高い天然繊維の場合は羽毛布団の下にすることをおすすめしているという。そして就寝時の服装。寒いからといって分厚いパジャマは注意が必要だという。最後にすっきりと目覚められる方法としてストレッチを教えてくれた。
安藤さんによると、寝る前にもポイントがいくつかあるという。まず食事、何を食べるかよりもタイミングが大事だそう。おなかいっぱいで眠ってしまうと消化活動が続くので寝つけないとか浅い眠りになってしまうということがある。そしてお酒。寝る前にお酒を飲む、寝酒は眠りが浅くなってしまうという研究データもある。質が低下してしまうということで食事もお酒もなるべく就寝2、3時間前までに済ませるのがいいという。休肝日も大事だ。そして入浴の際は温度40度くらい、つかる時間は15分から20分程度。これで就寝1時間前までに済ませるのがいいという。そして皆さん持っているスマホは見ることで脳を覚醒させたりとか睡眠ホルモンの分泌を抑制してしまうおそれがあるので1時間前には見るのをやめたほうがいいという。あすの朝も冷え込みが厳しくなるということで、すっきり起きるために、ぜひ参考にしてみてほしい。
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先週、東京・新橋で仕事をテーマに30人にインタビューを行った結果、半数以上が転職の経験者だった。今回は「50代前後のミドルシニアの転職」について見ていく。59歳のとき、前の会社を早期退職して転職した男性は大学卒業後、大手印刷会社に就職し趣味は仕事といえるほど熱中した。40代後半に事業の責任者を任されたが55歳ごろから役職定年が迫ってきたことで気持ちに変化が生まれた、セカンドキャリアを考えセミナーにも参加。数年間悩んだ末、中小企業に転職する道を選んだ。ただ、ミドルシニアの転職は容易じゃない現実もある。55歳の男性は30年以上、都内のメーカーに勤めてきた。しかし、この数年、人生100年時代ということばをよく聞くようになり自分の経験を社会により役立てたいと強く思うようになった。しかし、男性の転職活動にはさまざまな壁が立ちはだかった。1つは年齢による少ない採用枠。50社ほどに応募したが、面接まで進んだのは2社だけだった。さらにもう1つ、給料も。提示された待遇は今の給料の半分程度だった。定年まで残り5年、家族や老後は大丈夫なのか。今、踏み出すか迷っているという。早期退職を選んだ男性の転職先は都内にある従業員およそ80人の中小企業。給料は当初、半額ほどに減った。人員の規模も以前の会社と違い成果を出すことは簡単ではない。それでも悩み抜いた経験は自分にとって必要だったと感じている。
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- 新橋(東京)
ミドルシニア層の転職するときに役職定年ということと、社会貢献ということが1つきっかけになるが、一方で転職によって収入が大きく減ってしまうとなるとちょっとどうなのかなと思うところもあるので生活に関して言うとどうなるか、収入といったところも気になる。国の調査では転職したミドルシニアの賃金、増加が2割以上いる一方で変わらないというのが半数以上、逆に減少してしまったという方も2割以上いる。リクルートエージェント事業責任者の近藤裕さんによると、ミドルシニアが置かれた状況は「まず企業側が成長を描きにくくなっている、そのため昇進ポストなど人事制度というのが今までのものと変わって変化、多様化していると、そういった中で働き手の側、定年延長生涯現役と言われれている中で働く期間が長くなっているという中でこれまで一直線に頑張ってきた世代がキャリア再考、キャリアを自分で考えてねというふうなことを模索を迫られている状況」というふうに指摘している。今後もこの転職ということをテーマに取材を進めていきたい。
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- リクルートエージェント近藤裕
視聴者からの写真を紹介した。
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- 南足柄(神奈川)
色とりどりの野菜が入ったサラダボウルのようにさまざまな国の人たちが1つの街に同居する社会。サラダボウル化が進む首都圏の最前線を追うシリーズの3回目、存在があまり知られていない若者たちの思いを取材した。都内に住む重藤ミコさんは去年、フィリピンから来日し現在は工事現場の作業員として働いている。ミコさんがフィリピンでの仕事を辞めてまで日本に来たのは父親を探すため。ミコさんはフィリピン人の母親と日本人の父親の間に生まれたJFC(ジャパニーズフィリピーノチルドレン)と呼ばれる若者。ミコさんの母親は90年代の終わりに仕事を求めて来日し日本人男性との間にミコさんを授かった。しかし、日本で出生届は出されずフィリピンで育ったミコさんに父親の記憶はない。思春期を迎えるにつれルーツを持つ日本人としての自分を意識し始めたミコさんは父親を見つけ日本で暮らしたいと考えるようになった。父との写真を肌身離さず持ち歩き父も自分を想っていてほしいと願うミコさん。先月、支援団体の力を借りて父親と会うことができた。父親はミコさんの母親と関係が途絶えたあともミコさんのことがずっと気がかりだったと打ち明けた。父親と再会を果たしたミコさんは日本人としての自分をこれまで以上に感じたという。
来日したJFCの中には父親との関係に悩みを抱える人もいる。横浜市で暮らす17歳の岩田ユナさんは日本の父親からの生活費の送金は十分ではなく母親のネリッサさんが女手一つで育てた。フィリピンで生まれ育ったユナさんは日本の名字を持つため異質な存在だとして差別を受けたと振り返る。成人を目前に日本で暮らしてみたいと決意したユナさんは母親を説得し昨年、2人で来日した。来日してまもなく、残された連絡先を手がかりに父親のもとを訪れたユナさんは今後も親子関係が続くと期待した。しかし、2度目の約束に父親は現れずその後、連絡も途絶えがちになった。唯一の日本とのつながりだった父親に拒絶されたユナさん。ほかに頼れる人はおらずことばも通じない日本での生活は困難の連続。今のユナさんには同じ境遇のJFCたちとの暮らしがすべてだという。それでもフィリピンには戻らず日本で自分のアイデンティティーを探し続けたいと考えている。まずは日本語や文化を学ぼうと高校進学を目指すという目標を立てた。ユナさんは今、高校に合格し部活で大好きなダンスを練習することを夢みている。支援活動をしているNPO法人の伊藤里枝子事務局長は「成人まで20年近くフィリピンで過ごしてきたJFCたちは日本語や日本の法律などを知らずにトラブルに巻き込まれるケースも多い。こうした若者たちが数多くいることを知ってほしい」と話している。
千葉県銚子市の沖合で進められている洋上風力発電の建設を巡り、計画を担う大手商社の三菱商事などで作る事業体が資材価格の高騰などから着工の見通しが立たないとする状況を地元の関係者や県などに伝えていたことが分かった。銚子市の沖合では三菱商事や中部電力の子会社などで作る事業体が国の公募を経て洋上風力発電の建設計画を進めていて3年後、2028年の運転開始に向けて先月、関連する設備の着工が予定されていた。これについて事業者側が現状では着工の見通しが立たないとする状況をきのうまでに地元の関係者や県などに対し伝えていたことが分かった。関係者によると事業者側は円安や資材価格の高騰に伴うコストの大幅な増加を理由に挙げたうえで事業の仕組みを見直して撤退とならないよう努めると述べたという。
災害の発生を想定し発電機などの物資をドローンで運ぶ実証実験が千葉県東庄町で行われた。東庄町ではドローンを使った地域課題の解決に取り組んでいて災害時を想定し発電機とガソリンを町役場から3キロほど離れた町内の病院まで運ぶ実験を行った。使用したドローンは重さ30キロまでの物資を運ぶことができる。町役場では飛行するドローンからの映像をモニターを使って確認した。役場を出発したドローンはJRの線路の上空も横断し病院までの3キロほどを5分余りで移動。安全に着陸できる場所がないケースを想定してホバリングしながらロープでつないだ物資を降ろしていた。町では今後、買い物が不自由な人の住宅に食料品や日用品をドローンで届ける実験も計画している。
プロ野球の春のキャンプが始まっているが去年、日本一に輝いたDeNAも始動した。現役時代から横浜一筋、チームを26年ぶりの日本一に導いた三浦大輔監督に今シーズンの意気込みなどを聞いた。三浦監督が指揮を執るのは今シーズンで5年目。昨シーズンはセリーグ3位から勝ち上がり日本シリーズに進み、ソフトバンクに勝って26年ぶりの日本一に輝いた。優勝パレードではおよそ30万人のファンと喜びを分かち合った。三浦監督は、この世界で目立ちたい、成り上がりたいという思いで出てきた最初は見たことないレベルの高さのところに入ってきたが絶対目立ってやるんだと思ってやっていたと話した。高校を卒業後、当時の大洋に入団した三浦監督は1998年のリーグ優勝日本一には選手としてチームに貢献した。選手時代は他球団への移籍も考えたという三浦監督だが、25年間の現役生活は横浜一筋でプレーした。うれしいときも苦しいときも声援を送り続けてくれるファンは監督にとって大きな存在、頑張れる原動力だと話す。そんなファンとともに戦う今シーズン、三浦監督の目標は「横浜奪首」。昨シーズン成し遂げられなかったリーグ優勝からの日本一だ。そんな三浦監督が着ているユニフォーム。今シーズンから左右2本の青いストライプを太くしたうえで星をモチーフに黄色のラインがあしらわれ、2つの目標に向けて進んでいくことを表現しているという。
埼玉県八潮市で起きた陥没事故を受けて各地で下水道管の緊急点検が行われる中、練馬区では水道管の取り替え工事の見学会が開かれた。近くの住民などおよそ20人が参加し53年前に設置された水道管を取り出して耐震化された新しいものに取り替える工事を熱心に見ていた。東京都水道局・鈴木浩三北部支所長は、引き続き水道管のメンテナンス、取り替え・敷設に全力をあげたいと語る。
千葉市のお花、オオガハスの花の妖精「ちはなちゃん」とともに千葉市役所から中継。アイリッシュ音楽グループ、アイリッシュシチューのメンバーが生演奏を披露した。2月9日、日曜日に千葉市役所で行われる「ちば市国際ふれあいフェスティバル2025」というイベントが開催される。フェスティバル運営協議会・岩井恭子さんによると「さまざまな国籍の人と日本人がお互いの文化を知り合ったり、交流を深めるというお祭りになっている。当日は国際交流、国際協力団体の活動紹介のほかにバザーやステージショーなど、とても楽しい企画になっている。またこちらのように世界のキッチンカーもやって来るのでぜひ楽しみに遊びにきてほしい」と呼びかけた。
エンディングの挨拶。このあとはニュース7。最強寒波 短時間で積雪急増も。