2025年2月4日放送 18:10 - 19:00 NHK総合

首都圏ネットワーク

出演者
船木正人 江原啓一郎 宮崎あずさ 黒田菜月 
(オープニング)
オープニング

オープニング映像とオープニングの挨拶。

(ニュース)
子ども食堂に挑戦 小学生の奮闘に密着

子どもだけでなく幅広い世代にとっての居場所として欠かせない存在となっている子ども食堂。この子ども食堂をみずからの手で開催するために奮闘した小さな挑戦者たちに密着した。先週、横浜市内で開かれた子ども食堂。開催したのは実は地元の小学生たち。地域の子どもやお年寄りなどに食事を提供した。今回、子ども食堂を開いたのは横浜市にある小学校の5年3組の児童たち。このクラスの総合授業のテーマは地域とのつながりだった。そんな中、実際に通った経験のある子もいたことからみずからの手で子ども食堂に取り組んでみたいという声が上がった。この日は、協力してくれる子ども食堂のスタッフを講師に招き、話を聞いた。準備を進める中でいちばん不安に感じていたのが食材集めだった。まず、おかずに使う野菜をどうするか。子どもたちはSNSを使って野菜を提供してくれる協力者を調査。直接、電話をして交渉した結果、野菜を無償で提供してもらえることになった。徒歩で1時間弱かけてたどりついた畑でさまざまな野菜を収穫。実際に農作業を経験したことで食についての新たな学びもあった。主食となる米は校内放送で呼びかけ、全校生徒の力を借りて乗り越えることに。その結果、集まった米は必要な量の5倍以上にあたるおよそ240合。1か月以上、募集期間を設けていたが児童や保護者に共感が広がり僅か3日で集まった。そして迎えた当日。自分たちの手で開催する子ども食堂の名はハピネス食堂に決定。この日、調理する肉はまだ食べられるものの廃棄する予定だった鶏肉。収穫した野菜はサラダとスープに、集まったお米もおいしく炊けた。そして午後2時。いよいよオープン。子どもたちの活動に共感した幅広い年代の人たちが次々に訪れ、積極的に交流した。

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子ども食堂戸塚区(神奈川)横浜市立川上北小学校
#わたしのいちオシ
#わたしのいちオシ

埼玉県狭山市の視聴者から送られた赤くなったノイバラの実、ヨモギ、黄色や赤の葉っぱを使った作品を紹介。

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ノイバラヨモギ狭山市(埼玉)
(気象情報)
気象情報

明日の関東の天気を伝えた。

TOKYOサラダボウル
埼玉 川口 多国籍化が進む“夜間中学”

サラダボウル化が進む首都圏、その最前線を追うシリーズの2回目は学びの場で進む変化。6年前に開校した埼玉県川口市にある芝西中学校の中にある夜間中学「陽春分校」。不登校や貧困などさまざまな事情で学校に通えなかった人を受け入れている。訪れてみると50人の生徒のうち外国籍は41人。国籍は10か国に上りサラダボウル化している。そのうちの1人、中国籍の夏紅霞さんは去年4月に入学した。夏さんは夫が中国企業の日本支社で働くことになり9年前、娘と来日した。その後、日本で息子を出産。家族は日本語が堪能で会話も日本語が中心。これからも家族と日本で暮らし続ける予定の夏さんは日本語を習得して日本人の友達を増やし将来的には調理師の資格を取って働きたいと考えている。サラダボウル化が進む現状に学校はどう対応しているのか。授業中、教員の発言を機械で英語などに自動翻訳しスクリーンに投映したり。1年生で日本語が苦手な生徒には週9コマを日本語の授業に変更して対応している。さらに今年度からは日本語を教えるための教員も増えた。夏堀和也さんはおよそ20年間、昼間の中学校で数学を教えていたがここでは日本語も教えることになった。教材も手作りして授業中は一人一人に声をかけて習熟度を確認している。さまざまな事情で義務教育を受けられなかった人たちの受け皿となり社会を映す鏡と言われてきた夜間中学。時代の変化に対応しながら国籍も年齢もその背景も多様な人たちの学びの場になっている。こうしたサラダボウル化が進んでいるのは川口市だけではなく国の調査では全国の夜間中学に通う外国籍の生徒は、およそ64%を占めている。国は日本語教育に課題を抱えている夜間中学が増えているとして日本語指導のガイドラインを作ることにしている。ドラマ「東京サラダボウル」はNHKプラスでも配信中。あすは首都圏で暮らす知られざる若者たちの思いを伝える。

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川口市立芝西中学校川口市立芝西中学校陽春分校東京サラダボウル
(ニュース)
東京商工会議所など“価格転嫁を”

都内の中小企業が加盟する6つの団体が賃上げの原資を確保するために価格転嫁の促進を呼びかける初めての大会を開いた。大会は東京商工会議所や東京都中小企業団体中央会など6つの団体が開きおよそ500人が出席した。初めに東京商工会議所の小林会頭が賃上げを実施した中小企業のおよそ6割が慢性的な人手不足の中で収益改善を伴わない防衛的な賃上げを余儀なくされていると述べたうえで次のように呼びかけた。このあとコスト上昇分の価格転嫁に向けて発注者と価格交渉を積極的に行ったり消費者に対して官民で連携して価格転嫁の理解促進に取り組んだりするなどとした共同宣言を決議した。ことしの春闘で連合は中小企業の労働組合では6%以上の賃上げを求めていく方針で労使間で踏み込んだ議論を行い中小企業にも賃上げを波及できるかが焦点になっている。

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千代田区(東京)小林健春季生活闘争東京商工会議所東京都中小企業団体中央会
わがまちスター
“もったいない精神”で 自然の恵みをせっけんに

神奈川・横須賀の農家の原田憂子さんは4年前から廃棄野菜などを活用してせっけんを作り直売所で販売している。今、最盛期を迎えている冬キャベツ。収穫したものの1割ほどは規格外で廃棄されていた。大地の恵みを余すことなく閉じ込めたキャベツのせっけん作りの一部始終を見せてもらった。まずは刻んだキャベツをジューサーに投入。濃厚なエキスをしぼり出す。次はせっけんのもととなるオイルの準備。保湿の効果があるといわれるココナツオイルとパームオイルを湯煎で溶かし。オリーブオイルと米油を混ぜ合わせる。一方、しぼり汁に加えるのは水酸化ナトリウム。油を固める性質がある。オイルとしぼり汁を合わせるとき大切なのが熱を加えすぎないこと。最後に香りつけのアロマオイルを加えて1か月をかけて乾燥したら出来上がり。今、原田さんの取り組みは海産物にも広がっている。去年、原田さんが地元の水産会社に声をかけて作ったヒジキのせっけんに使うのは色がよくなかったり小さすぎたりしてこれまで廃棄されていたヒジキ。ほかにもイチゴやシイタケなど地元の仲間とともにさまざまな種類のせっけん作りに挑戦している。もったいないをキーワードに今後も同じ気持ちを持つ生産者と協力の輪を広げていきたいと考えている。

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イチゴキャベツシイタケトウモロコシヒジキ横須賀(神奈川)
(ニュース)
イチョウの移植可能か 調査始まる

明治神宮外苑の再開発で当初、伐採の対象となっていたイチョウ19本を移植できるかどうか調べる調査が始まり現場の様子が公開された。現場では根の状況を確認するために道路のアスファルトが剥がされていた。19本のイチョウは新たに建設される野球場の予定地に植えられていて事業者は3年後の野球場の着工までに移植が可能かどうか1本ずつ判断することにしている。事業者は1本でも多く移植できるよう調査を行うが移植が難しい場合は伐採もやむをえないとコメントしている。

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イチョウ明治神宮外苑
「トー横」相談6,000人余が利用

東京・新宿歌舞伎町の通称トー横で若者が犯罪などに巻き込まれないよう都が去年開設した相談窓口の利用者は延べ6000人余りに上っている。年齢の内訳は18歳から24歳の若者がおよそ5割で18歳未満がおよそ3割だという。また多くは性被害や薬を過剰に摂取するオーバードーズなどさまざまなトラブルを抱えているという。東京都・細谷都民安全調整担当課長は、想定したよりもいろんな問題が青少年・若者の間で起きている、可能な限り相談員を増やすなど体制を強化して支援につなげたいとしている。

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東京都歌舞伎町(東京)
“走行中の列車内で事件”想定し訓練

走行中の列車内で刃物を持った男が暴れていると想定して警視庁と小田急電鉄合同の訓練が行われた。乗客役が素早く非常通報装置を押し異変を駅員に伝えた。小田急線では4年前、世田谷区の成城学園前駅付近を走行中の快速列車内で男が刃物を振り回し10人がけがをする事件が起きている。

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世田谷区(東京)小田急電鉄成城学園前駅警視庁
おでかけしゅと犬くん
一足早く春を 芝桜のイルミネーション

東京・港区三田から中継。4月中旬には芝桜が咲き誇るということで、一足早くピンク色のイルミネーションも施されている。不動産会社のビル所長であるくぬぎ理博さんによると「芝桜は楽しめるのが4月中旬から2、3週間に限られるのでそれ以外の季節にも芝桜をイメージしたイルミネーションで楽しんでもらえたらということで企画した」とコメント。芝桜以外の桜もたくさん植えられているということで「太閤千代しだれ桜」という桜を紹介。豊臣秀吉が花見を行った際に使った桜の子孫の桜だという。くぬぎ所長は「慶長の大地震で被害を受けたときに支えてくれた人への感謝を示す花見でそうした人と人とのつながりを象徴する桜なので多くの方々に集ってもらう場所にできたらという思いで植えた」とコメント。見頃は3月下旬ごろからということになる。イルミネーションは3月2日まで行われている。

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三田(東京)太閤千代しだれ桜芝桜豊臣秀吉
(気象情報)
気象情報

明日の関東・甲信越の天気を伝えた。

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八丈島宇都宮(栃木)木更津(千葉)
(エンディング)
エンディングトーク

エンディングの挨拶。このあとはニュース7。記録的な大雪をもたらしている最強寒波の到来。

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