過酷なイメージがあるマグロ漁船だが、いま興味を持つ若者が増えているという。漁業就業支援イベントにも漁師に興味を持つ若者や女性の姿が。若者の間で漁業・漁師への注目が高まっている理由はYouTubeなどでの発信。加藤弘樹さん(31)も遠洋漁業の情報をSNSで発信している1人。去年6月に日本を出港、今年4月に日本に戻る予定のマグロ漁船に乗っている。その漁師生活はどのようなものなのか。乗船しているのは26人。水が貴重なため、洗濯コーナーやお風呂は海水、トイレは真水が出る温水洗浄便座。漁師たちは漁場に着くと昼夜を問わず約7時間かけて海中に仕掛けを垂らす。マグロがかかるのを待つ4時間ほどは自由時間。長期にわたって続く海上での生活。楽しみを聞くと「外地(外国)での買い物やその国の食べ物とか、そういうのを体験できるのは楽しみの1つ」という。さらに大金を稼げる魅力もあるという。