健康保険証の新規発行があと5日で終了する。千葉県内の「KENカルディオクリニック柏」では、来週から本格運用が始まるマイナ保険証に早めに切り替えているという人もいた。マイナカードを保険証として利用する際には病院の窓口などにある端末に置く、顔認証か4桁の番号を入力、診療や薬に関する同意確認を行うという手順が必要で30秒ほどで完了する。KENカルディオクリニック柏の総務 岡田さんはマイナ保険証の方が他の病院の服薬状況の確認などもできるのでメリットが有ると話した。他にも転職、引っ越しなどの際に保険証の取り換えの必要はない。現在のマイナカード保有率は全人口の75.2%(厚生労働省より)で、マイナ保険証の登録率はそのうち81.2%となっている。昨日取材したKENカルディオクリニック柏ではマイナ保険証利用者は50人中11人だった。国の調査でも10月時点のマイナ保険証利用率は15.67%にとどまっている(厚生労働省調べ)。現在の健康保険証は最長1年間そのまま使用可能。ただし現在の健康保険証は有効期限があるので、期限が切れた際に必要になるのが資格確認書。これは事前の申請は不要、自治体や勤務先から無償で交付されるが最長5年間の有効期限がある。