NHKが放送してきたえりすぐりの番組を池上彰がゆかりのあるゲストとともに現代の視点で見つめ直す番組のダイジェスト映像。今夜は2008年に放送された「80歳の決着〜元兵士たちの日米野球〜」を放送。太平洋戦争で戦った日米の兵士たちが62年の時を越え、米国フロリダ州で野球の試合を通して顔を合わせ、互いのわだかまりを解いていく内容のドキュメンタリーを元日本代表監督の栗山英樹をゲストに迎えて放送する。この試合を最初に考えたのがアメリカの高齢者らが所属する野球チームKids&Kubsのメンバーたちで、今度は戦争ではなく野球で再戦したいという気持ちからだった。この要望は日本に届けられ、早速選手の募集が始まった。すると全国から元兵士の高齢者らが続々と名乗りを上げ、60歳以上の還暦野球で鳴らす腕自慢ばかりが集まった。決戦は12月、アメリカチームが指定した場所はハワイで大分県から参戦した伊達進さんは海軍の戦闘機乗りだった。戦闘中に伊達さんは特攻隊に志願しアメリカの軍艦に体当たりする決意をしていた。家族と囲む食卓でも洋食は一切くちにせず、食材もアメリカ産は徹底して避けていた。高浜輝宇さんは元陸軍特別攻撃隊で特攻隊として出撃という日の1週間前に終戦を迎えたという。
ハワイについた1日目の夜は日米の選手達が初めて顔を合わせたが、特攻隊の生き残りの高浜さんなどは話の輪に入れずにいた。マウンドで気合を入れるのは伊達さんで1人でも多くのアメリカ人から三振を取ってやろうと先発投手となった。誰よりも勝ちに拘っていた伊達さんは結局ヒットを20本打たれホームランは3本も打たれている。試合の結果は14対2となったが、伊達さんなどに笑顔が見られた。特攻隊の過去には触れないと決めていた高浜さんが思い切って声を掛けたのは特攻隊の攻撃で多くの仲間を失ったリヴァインさんだった。自分の過去も全て曝け出して向き合いたいと高浜さんは話の間リヴァインさんとずっと手を握り続いけていた。試合をキッカケに心の距離を縮めた元兵士たち、国に帰った後の彼らが変わっていく様子は来週の放送で伝えるという。アメリカの食べ物すら食べないと言っていた伊達さんは帰国後は英語の勉強を始めている。普通の出会いではなく野球であったからこそ、この気持ちになったと話している。アメリカチームの参加者カールソマーさんはハワイから帰ったその日の夜に眠ったまま息を引き取られた。来週の時をかけるテレビは来週の金曜日よる10時からの放送で、試合をキッカケに日米の元兵士たちの心の変化が見どころとなっている。
ハワイについた1日目の夜は日米の選手達が初めて顔を合わせたが、特攻隊の生き残りの高浜さんなどは話の輪に入れずにいた。マウンドで気合を入れるのは伊達さんで1人でも多くのアメリカ人から三振を取ってやろうと先発投手となった。誰よりも勝ちに拘っていた伊達さんは結局ヒットを20本打たれホームランは3本も打たれている。試合の結果は14対2となったが、伊達さんなどに笑顔が見られた。特攻隊の過去には触れないと決めていた高浜さんが思い切って声を掛けたのは特攻隊の攻撃で多くの仲間を失ったリヴァインさんだった。自分の過去も全て曝け出して向き合いたいと高浜さんは話の間リヴァインさんとずっと手を握り続いけていた。試合をキッカケに心の距離を縮めた元兵士たち、国に帰った後の彼らが変わっていく様子は来週の放送で伝えるという。アメリカの食べ物すら食べないと言っていた伊達さんは帰国後は英語の勉強を始めている。普通の出会いではなく野球であったからこそ、この気持ちになったと話している。アメリカチームの参加者カールソマーさんはハワイから帰ったその日の夜に眠ったまま息を引き取られた。来週の時をかけるテレビは来週の金曜日よる10時からの放送で、試合をキッカケに日米の元兵士たちの心の変化が見どころとなっている。