Mr.Childrenが今年発表した曲「アート＝神の見えざる手」。発表の1年ほど前、大谷はMr.Children桜井からこの曲を聞かせてもらったそう。ラップパートがあるシニカルな曲で、「アルバムに入れるのどう思う？」と聞かれたんだそう。そのアルバム「miss you」では内省的な曲が多く、現代のトレンドには沿わない内容に。去年からのホールツアーではファンへのラブソング「Your Song」など披露していたが、今年のアリーナツアーでは影のある演出も取り入れられていて大谷は感心したんだそう。この姿勢に、「どんな形でもいいからいろんな層に聞いてもらいたい」という心意気を感じたんだそう。
今年宇多田ヒカルが行ったアリーナツアー。そもそもライブを行うことが少ないが、今回のツアーでは宇多田が率先して主催していたという。自身の25周年のキャリアを全て見せるような内容に。MCでは「望まなかったことが自分を成長させてくれる」など発言。曲作りを全て自ら行っている一方で最近では他者との共演も増えていて、大谷はその完成形として「BADモード」を挙げた。この姿勢には、小沢健二との共通点も感じるという。