大谷選手とともに打線の柱を担うフリーマン選手は息子・マックスくんの体調が回復し、10日ぶりに戦列に復帰することに。すると大谷選手から最高のプレゼントが。マックスくんの回復を願う背中を押すホームランを放つ。フリーマン選手もシーズン後、当時について「マックスが病気になったとき、みんなが私と家族のためにサポートしてくれました。それは私の経験の中で最高の出来事の1つです」と話している。その後も大谷選手は「#MAX STORONG」とメッセージが入ったTシャツを一人着続けて練習するなどエールを送り続けた。そして時は流れ10月25日、ワールドシリーズが開幕。大谷選手は夢の舞台に立っていた。輝きを放ったのはフリーマン選手。足を捻挫している状態の中、初戦の劇的なサヨナラ満塁ホームランをはじめ4試合連続ホームランの大活躍。大谷選手は第2戦で左肩を脱臼。シーズン後に手術が必要なほどの重傷を負ったが試合に出続けた。そして3勝1敗で迎えた第5戦、大谷選手が長年夢見た瞬間が現実のものとなる。ロサンゼルス・ドジャースが4年ぶり8度目の世界一に。全員が勝利を目指し1つになった瞬間、大谷選手が決意を胸に会見を行った日から321日後のことだった。大谷翔平選手が歩んだ歴史に残る1年。来年はどんな「SHOW TIME」を見せてくれるのか。