火星衛星探査機「MMX」は、世界で初めて火星の衛星「フォボス」に着陸して砂を採取し地球に持ち帰ることを目指して、553億円をかけて開発された。この探査機についてJAXAは、10月20日にH3ロケット10号機で鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げる方向で調整を進めていることが関係者への取材でわかった。今月13日に報道公開された探査機の機体は3つの部分で構成され、このうち「探査モジュール」にはフォボスに着陸するための4つの脚が取り付けられ、表面の砂を採取する装置やさまざまな観測機器が搭載されている。「MMX」は1年ほどかけて火星付近に到着し、3年間探査を続けたあと、打ち上げからおよそ5年後の2031年度にフォボスの砂を持ち帰る計画で、世界初の探査に国際的な注目が集まっている。
