齋藤優花さん＆宜久さん夫婦に密着。宜久さんは精密検査の結果、難治性の急性骨髄性白血病だと判明。骨髄バンク登録後わずか4か月で100万分の1の確率のドナーが見つかった。妊孕性を温存するためには精子への悪影響が少なからずあるため治験終了後120日後かた精子採取が可能。治験が終われば妊孕性が温存できると思っていた宜久さんにとって青天の霹靂で子どもがいる未来を諦めるしかなかった。東京にいた優花さんは骨髄移植前の一時退院に合わせて群馬へ戻り2人は初デートをした。優花さんは宜久さんから御朱印帳をもらい、骨髄が生着するまで毎日御朱印を集めたという。骨髄移植は無事に成功し2019年5月に退院した。その後宜久さんが優花さんに告白し交際がスタート。
宜久さんは会社を退職して山岳YouTuberとなり、優花さんも高崎に戻り2人はお付き合いを続けた。子どもが好きな宜久さんのために優花さんは自分なりに解決法を調べ始めた。その後病院で宜久さんの妊孕性の検査を行い、妊孕性が回復していたことが判明。不妊治療には一般不妊治療と高度生殖医療があり、高度生殖医療は卵巣から卵子を取り出し精子と体外受精させて数日後に受精卵を子宮に戻す方法。不妊治療の中でも最後の治療と言われる顕微授精で不妊治療をスタート。立て続けに2回失敗し、受精卵移植が失敗する度に口論となる。
地蔵ヶ岳の山頂付近にある子授け地蔵は子宝を願う夫婦が1体を持ち帰り子どもを授かったらそのお礼に新たな1体を加えて2体を返す風習がある。宜久さんはこの風習に従うことにした。お地蔵さまを連れて帰った翌月、3回目の受精卵移植でついに妊娠。2024年4月にめでたく夫婦となった。2人が選んだ無痛分娩は痛みが緩和され体力を温存して出産ができる一方で分娩が長引く可能性がある。分娩進行中に緊急帝王切開や吸引分娩などになるケースもある。1月9日、スタッフは出産準備のため前日から入院している優花さんの元を訪ねた。翌日、計画無痛の処置が始まる。