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「Music Plays Images X Images Play Music」 のテレビ露出情報

2023年3月に71歳で逝去した音楽家・坂本龍一さん。闘病中の最後のピアノ演奏を収録した作品「Opus」が来月2日に発表される第67回グラミー賞にノミネートされ話題となっている。そんな坂本さんの現代美術アーティストとしての軌跡をたどる展覧会が先月21日から東京都現代美術館で開催されている。
「LIFE-fluid,invisible,inaudible…」はアーティスト・高谷史郎さんと2007年に制作。この作品の元となっているのは1999年に坂本さんが「共生」をテーマに映像やダンスを組み込んで制作したオペラ「LIFE」。このオペラの映像と音源をランダムに組み合わせ、9つの水槽にプロジェクター・スピーカー・霧を使って演出。また「LIFE-WELL TOKYO」は1970年に大阪万博で「霧の彫刻」を披露した中谷芙二子さんとのコラボ作品。カメラで捉えた霧の動きが坂本さんが作った音に瞬時に変換されているとのこと。
坂本さんとは切っても切り離せないピアノもアート作品になっている。「IS YOUR TIME」は世界中の地震のデータを自動演奏装置に変換し、世界のどこかで地震が起きるとピアノが鳴る仕組みになっている。このピアノは東日本大震災の津波で被災し音が狂ってしまったものだというが、坂本さんは「自然が調律したピアノ」と言ったという。楽器の修理にかかる費用の補助や被災した子どもたちとオーケストラを結成するといった音楽を通じた支援を続けていた坂本さんは、生前に「毎日の日常の中で自然の威力というものを忘れていた。あれ以来一日たりとも自然の力を忘れないようにしようと思っている。自分の作る音楽やアートにも反映させようと努力している」と語っている。
「Music Plays Images X Images Play Music」は1997年に坂本さんがオーストリアで演奏した時の映像を使い、ピアノは録音のデータではなく当時の演奏時の指やペダルの動きを記録したデータを使って自動演奏している。この作品はメディアアーティスト・岩井俊雄さんが今回の展示のために制作し、映像もピアノの音からリアルタイムで生成されている。坂本さんの展覧会は東京都現代美術館で3月30日まで開催される。

他にもこんな番組で紹介されています…

2025年1月12日放送 4:00 - 4:30 テレビ朝日
イベレコ(イベレコ)
坂本龍一 音を視る 時を聴くが、東京都現代美術館で開催中。

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