生成AIをどのように活用しているのか、街の人に聞くと「4つの生成AIを使い分けしている」「恋愛相談した時もあった」「遊びに行く場所を提案してもらう」などの声が聞かれた。AIの回答に判断を委ね決めている人がいる一方で、「信頼は半々、気休め程度」「ディズニーでパレードの場所を聞いたら、違うところを案内された」などと話す人もいた。間違った回答もあるのになぜAIに相談するのかについては、「人に聞くのはハードルが高い。AIは怒らないし割と肯定してくれる」「自分で考える力がなくなりかけている。でも楽だしやめられない」などの声が聞かれた。
内閣府が今年3月に公表した報告書によると、生成AIを利用したことがある人は55%。さらに生成AIを利用している人のうち「毎日利用している人」と「週に数回利用している人」を足した割合が、10代は6割以上、60代や70代でも5割近くいるという結果になった。アニメのCG製作などを手掛けるクリエイターの榊正宗さん52歳は、マイク付きイヤホンでAIと会話しながら街を歩いていた。探し物を買う店をAIに相談し、買うものを決めるときにもAIに相談。ランチもAIが薦める回転寿司店に入ると、AIが提示した順番通りに寿司を注文していた。榊さんはほかにも自炊の調理法を相談したり、仕事ではプレゼン資料の作成などに活用し、現在は8つの有料AIを使い分けているという。2年前、榊さんにとってAIは人に言えない悩みを受け止めてくれる友達のような存在だったという。しかし「特に何も解決しないことがわかった」といい、今ではAIを道具と割り切り生活に活かしているという。
AIとの距離感は人によって異なり、近年AIに依存する人の増加が指摘されている。AI依存の専門外来を開設した早稲田メンタルクリニックの益田裕介院長は「20代30代が多い。AIによって初めて褒められた、それではまったというケースがある。判断力が低下したり人と話さなくなるなどがあり、アメリカではAIと会話をしていく中で自殺してしまった例もある。どういう使い方をしたらいいのか、考えていかないといけない」などと語った。
AIの進化に伴い、警戒しなければならないのが犯罪への悪用。アメリカではAIで生成した音声などを悪用した「なりすまし詐欺」が相次いでいる。現地メディアによると2022年には約5100件、約15億円の被害があったという。フェイク音声に対策する新技術の開発をしているNABLASは、なりすましの対策としてAIによって生成された音声を検知する「KeiganAI」を開発した。音声を読み込ませ、数値が0.7以上では「REAL」、0.7未満では「FAKE」と判定される。こうした技術を活用し、現在電話内容をリアルタイムで分析しAIの痕跡をアラートで知らせるアプリを開発中で、実用化は今年度中を予定しているという。
日々急速な進化を遂げながら、生活の一部になりつつあるAI。その向き合い方について、ITジャーナリストの三上洋氏は「AIが出してくる言葉のほとんどは一般的な答えで、当たり障りのない答え。ほとんどの場合は正確だが、100回やったら2回か3回は間違いが出てくる。これは本当なのかと検証しないと本来はまずい」などと語った。家族が生成AIに依存した場合について、益田院長によると「長時間使わないような環境づくり」と「家族で話す時間をきちんとつくる」などの対策が必要だという。
内閣府が今年3月に公表した報告書によると、生成AIを利用したことがある人は55%。さらに生成AIを利用している人のうち「毎日利用している人」と「週に数回利用している人」を足した割合が、10代は6割以上、60代や70代でも5割近くいるという結果になった。アニメのCG製作などを手掛けるクリエイターの榊正宗さん52歳は、マイク付きイヤホンでAIと会話しながら街を歩いていた。探し物を買う店をAIに相談し、買うものを決めるときにもAIに相談。ランチもAIが薦める回転寿司店に入ると、AIが提示した順番通りに寿司を注文していた。榊さんはほかにも自炊の調理法を相談したり、仕事ではプレゼン資料の作成などに活用し、現在は8つの有料AIを使い分けているという。2年前、榊さんにとってAIは人に言えない悩みを受け止めてくれる友達のような存在だったという。しかし「特に何も解決しないことがわかった」といい、今ではAIを道具と割り切り生活に活かしているという。
AIとの距離感は人によって異なり、近年AIに依存する人の増加が指摘されている。AI依存の専門外来を開設した早稲田メンタルクリニックの益田裕介院長は「20代30代が多い。AIによって初めて褒められた、それではまったというケースがある。判断力が低下したり人と話さなくなるなどがあり、アメリカではAIと会話をしていく中で自殺してしまった例もある。どういう使い方をしたらいいのか、考えていかないといけない」などと語った。
AIの進化に伴い、警戒しなければならないのが犯罪への悪用。アメリカではAIで生成した音声などを悪用した「なりすまし詐欺」が相次いでいる。現地メディアによると2022年には約5100件、約15億円の被害があったという。フェイク音声に対策する新技術の開発をしているNABLASは、なりすましの対策としてAIによって生成された音声を検知する「KeiganAI」を開発した。音声を読み込ませ、数値が0.7以上では「REAL」、0.7未満では「FAKE」と判定される。こうした技術を活用し、現在電話内容をリアルタイムで分析しAIの痕跡をアラートで知らせるアプリを開発中で、実用化は今年度中を予定しているという。
日々急速な進化を遂げながら、生活の一部になりつつあるAI。その向き合い方について、ITジャーナリストの三上洋氏は「AIが出してくる言葉のほとんどは一般的な答えで、当たり障りのない答え。ほとんどの場合は正確だが、100回やったら2回か3回は間違いが出てくる。これは本当なのかと検証しないと本来はまずい」などと語った。家族が生成AIに依存した場合について、益田院長によると「長時間使わないような環境づくり」と「家族で話す時間をきちんとつくる」などの対策が必要だという。
