26歳で初めて日本代表に選ばれた遅咲きの体操選手・前田楓丞を紹介。大舞台を前に地元・北九州で壮行会が開かれた。拠点な愛知・西尾にある町の体操教室。子供たちのレッスンの合間に練習している。強豪大学に進学するも環境になじめず3年生で中退。1年間競技からも離れた。体操教室でコーチの仕事をするなどして競技を続けた。指導者はおらず1人で技を追究している。練習時間の大半は体を動かさず、演技を映像で見返して考える。練習より研究している感じだという。小学校の時からハマっているヨーヨーを見せてくれた。母・愛さんは「こうなったらすごい究めるまでする。納得しないとだめなんですよね」と語った。持ち前の探究心を後押ししてくれたのが高校時代の恩師・松浦聡志さん。決まった練習メニューを作らず、個性を伸ばす指導法で育てた。遊びの延長線で鉄棒の最高難度Iの大技“ミヤチ”も習得していた。世界選手権まで1ヶ月を切り、大技“マラス”の前の動作「車輪」の勢いが5月のNHK杯よりも増していた。マラスの後の連続技の完成度も増した。先月30日の日本代表強化合宿では橋本や岡が見守る中で仕上がりを披露した。飽くなき探究を続けた鉄棒で世界に挑む。
