人口約18万人で県内4番目の都市、静岡・沼津市は新幹線などで東京まで約1時間。移住者数はここ8年で9倍に増加している。2年前家族5人で東京から移住した吉川さん一家を取材。IT関連の自営業をしていた吉川さんは、コロナで仕事がリモートに移行したことが移住のきっかけ。都内まで2時間位内の場所に18年間空き家だった築31年の一軒家を購入。間取りは7DKで3000万円。東京の家賃は20数万円かかっていたが、月々の支払いは半額、広さは倍以上になったという。奥さんのお気に入りはオープンキッチンと特注の棚。家族一番の自慢は約2.8畳のお風呂。リフォーム費用は約1000万円。移住支援金は400万円、空き家活用定住支援補助金は100万円。息子は「スーパーの魚でもおいしい」と語る。スーパーの鮮魚コーナーには沼津港直送の新鮮な魚が沢山安価で並んでいた。沼津市にあるセレクトショップ&カフェ「NewStand+」では月1回移住者交流イベントを開催。移住者は「ちょうどよく都会でちょうどよく田舎」「暖かい、富士山が見える、ゴルフが見えるところ」「水道が使い放題」などと語った。沼津市の水道水は富士山からの地下水などで、水質が良く浄水コストがかからないため安い。さらに6・7月は水道基本料金が0円。
住所: 静岡県沼津市大手町4-5-3