- 出演者
- 林修 藤井由依 佐藤藍子 ふかわりょう 原田亮介 入山杏奈
東京から近い場所への移住。お得な支援金も紹介。
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- 東京都
今回は「知らないとソンする!猛暑の都会から脱出SP」。
今、千葉・勝浦に東京からの移住者が増えている。東京から特急で約1時間30分。都心から近いにも関わらず、海あり山あり絶景が広がる。勝浦はカツオの水揚げ量が日本有数。B-1グランプリ2015で優勝した「勝浦タンタンメン」などが名物。5年前に東京から家族4人で移住した男性は以前は大手ゼネコンの営業マンだったが、東京でのハードワークに体がついていかず、勝浦への移住を決意。家は築30年5LDKの賃貸物件。家賃は約3万円。男性は家を借りた時に市がサポートする移住支援制度(20万円)を利用。さらに、勝浦は100年以上35℃以上の猛暑日がなく、夏場の電気代が1カ月5000~6000円に抑えられるという。勝浦は沿岸の海が深いため海水が冷たく、風が吹き込むと涼しい気候になる。勝浦市内には井戸がある家が多く、水道代は0円。勝浦は子育て支援が全国有数に充実している。高校生までの子どもに1万円支給する児童手当や18歳まで医療費無料、保育所・こども園で給食のおかず代無料など政策は15以上。子どもに優しい街づくりが移住者を増やすことにもつながっている。男性は現在、市内でカフェ&キャンプ場BLACK RAMSを経営。名物は「マヒマヒのブリトー」。観光協会が市内で営む飲食店向けサービスとして、マヒマヒの冷凍フライ20個入りを2000円で販売。男性の収入は東京時代の半分になったが、時間の余裕が生まれ、家族との時間も増えたという。
男性は安土桃山時代から400年以上続く日本三大朝市の一つ、勝浦朝市に毎日のように通っている。魚介類、肉料理、野菜、工芸品など様々な店が揃う。男性のお目当てが自家焙煎珈琲SPAiCE COFFEE。このお店は勝浦に移住してきた人の交流の場。2年半前に東京から単身で移住したエンジニアの男性はテレワークで仕事を継続する働き方が該当し、国と県、市からの支援金として60万円も支給された。埼玉と勝浦で暮らす男性は普段は埼玉で運送業をしているが、週末だけ勝浦で朝市に出店。朝市に出店するため会社を創業し、移住支援金60万円をもらったという。現在移住を検討中の女性は勝浦での人脈を築いている最中だという。女性は「移住の鍵は友達を作ること。移住生活が続くか続かないかのコツじゃないか」と話した。人気移住地・勝浦では移住者たちの交流も盛んに行われていた。
いま国や地方自治体が、以前にも増して移住に対していろいろな支援を行っている。日本経済新聞・論説フェローの原田亮介氏によると、移住支援金は一世帯最大100万円、子ども一人あたり最大100万円、単身では最大60万円。起業支援金は最大200万円出る。人口減が背景にある。取り合いになり、自治体サバイバル時代になっている。佐藤藍子は結婚を機に千葉県香取市に移住し、乗馬クラブを経営している。
東京から夫婦で移住してきた市橋博之氏は、最初は移住するつもりはなく別荘だった。勝浦のとりこになり定住。ゴルフ場が近く、釣りも近い。完全移住を決めた理由のひとつが、勝浦から東京の会社に通えること。勝浦には通勤通学者特急券購入費補助金があり、特急券の半額が戻って来る。
クイズ:様々な支援金や補助金が充実する勝浦市 財源はどこから出ているでしょう?佐藤さんは「水産業の売上」、入山さんは「募金」、ふかわさんは「タンタンメンの売上」と答えた。答えは「ふるさと納税」。勝浦市がサポートに力を入れることが出来ているのはふるさと納税のおかげ。特に勝浦の干物は千葉でも1、2を争う人気なんだそう。
定住人口が増えないなら、せめて関係人口を増やそうというのが今の動き。関係人口を増やすために地方自治体が行っていることはワーケーション、二地域居住、リゾートバイト、リピーター。
日本全国を周り実感した林先生が「移住するならここ」と思う場所は石川県野々市市。1970年に約1万3000人だった人口が2020年は約5万7000人に増えた。
人口約18万人で県内4番目の都市、静岡・沼津市は新幹線などで東京まで約1時間。移住者数はここ8年で9倍に増加している。2年前家族5人で東京から移住した吉川さん一家を取材。IT関連の自営業をしていた吉川さんは、コロナで仕事がリモートに移行したことが移住のきっかけ。都内まで2時間位内の場所に18年間空き家だった築31年の一軒家を購入。間取りは7DKで3000万円。東京の家賃は20数万円かかっていたが、月々の支払いは半額、広さは倍以上になったという。奥さんのお気に入りはオープンキッチンと特注の棚。家族一番の自慢は約2.8畳のお風呂。リフォーム費用は約1000万円。移住支援金は400万円、空き家活用定住支援補助金は100万円。息子は「スーパーの魚でもおいしい」と語る。スーパーの鮮魚コーナーには沼津港直送の新鮮な魚が沢山安価で並んでいた。沼津市にあるセレクトショップ&カフェ「NewStand+」では月1回移住者交流イベントを開催。移住者は「ちょうどよく都会でちょうどよく田舎」「暖かい、富士山が見える、ゴルフが見えるところ」「水道が使い放題」などと語った。沼津市の水道水は富士山からの地下水などで、水質が良く浄水コストがかからないため安い。さらに6・7月は水道基本料金が0円。
富士山と駿河湾に囲まれる静岡・沼津市。人口約18万人と県内4番目の都市。移住者の数はここ8年で9倍にも増えている。2年前、家族5人で東京から移住した家族。18年空き家だった築31年の物件は3000万円。リフォーム費用は1000万円以上。移住の支援金は400万円。沼津市独自の空き家活用定住支援補助金で150万円。
「LIFE IS MONEY」はTVerで配信。
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タクシー会社で働く岩波さんが東京・板橋区から沼津市に移住してきた理由とは、推しのラッピングタクシーに乗るため。アニメ「ラブライブ!サンシャイン!!」は、沼津の海辺の街を舞台にアイドルを目指す少女たちの青春物語。街を見渡すと、いたるところにアニメのキャラクター。市役所でもラブライブ!サンシャイン!!ファンの皆さんのための移住相談会を行うほど。
沼津駅である支援を利用する人と待ち合わせ。沼津市では、移住を考えている人が実際の暮らしをリアルにイメージできるようにと、2018年からタクシー案内を開始した。2時間貸し切りで料金は無料。駅周辺のスーパーや沼津市自慢の絶景スポットも。さらに、実際に移住すると、移住前と引っ越し当日にかかった交通費を最大10万円までサポートしてくれる。
林さんは「市の職員が付きっきりで丁寧に案内してくれて、そのうえで補助金も出るとなると本当に市が力を入れているのがよく分かる。」などと話した。
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