- 出演者
- 原田亮介 林修 藤井由依 神保悟志 近藤頌利 村上佳菜子
夏の風物詩にまつわるお金のヒミツを紹介。
打ち上げ花火は1発あたり何円?茨城・斉藤商店で話を聞くと、280mの大輪となる尺玉・10号玉で約10万円という。一方で50mほどの2.5号玉であれば約6000円だという。これと同時に打ち上げ費用や安全面への配慮のコストが別途でかかるのだという。
静岡・熱海市は花火が経済を動かしている。熱海海上花火大会は3000発以上の花火を打ち上げるのが特徴であり、その迫力からリピーターも多いのだという。点火台からの景色を楽しむことができるという。1回あたり約1000万円という値段がかかっているが、熱海市では1人1泊200円の宿泊税を活用することで花火を打ち上げている。そして、花火大会は宿泊者が約5000人ほど増えることもあり、1回あたり1億7556万円もの経済効果を生み出しているとみられるという。年に15回行われることから年間の経済効果は26億3340万円に上るという。最盛期は年500万人超だった熱海の観光客はバブル後は250万人以下と下火となっていたものの、熱海海上花火大会の開催は救世主となった。ゴールデンウィークやお盆など客が元からくる日ではなく、観光客が帰ってしまう日曜日に行うことで満室の日を増やしているのだという。
近藤さんは淀川の花火大会やPLの花火大会などを見ていたと話し、村上さんは大須観音の花火大会によく駆けつけていたとそれぞれ振り返った。原田さんは新潟では長岡の花火が名物だと話した。
長岡まつり大花火大会の経済効果は146億円以上(経済効果.NET算出)。隅田川花火大会は今年は7月26日に開催。約2万発の花火を一晩で打ち上げる。91万人が訪れ、経済効果は約134億円(経済効果.NET算出)。
斉藤商店ではプライベート花火を受け付けていて、トライアルコースでは50発で30万円。利用者は誕生日のお祝いやプロポーズなど。群馬在住の夫婦は彼女に内緒で2人だけの花火大会を開催し、プロポーズを行った。約70発を打ち上げ価格は44万円ほどだった。
日本で初めて花火を見た人物は誰かというクイズ。村上が徳川家康と答え正解。1613年に駿府城で明の商人による花火を見学したとの記録が残っているという。この時の花火は竹筒から火が吹き出すタイプで、豊橋では伝統の花火となっている。
現在、多くの花火大会が費用高騰などの理由で中止や規模を縮小している。熱海海上花火大会の例で見ると、警備員の人件費が2割上昇。花火そのものの値段も上がっている。静岡・藤枝市の「イケブン」を取材。花火に欠かせない火薬を作るには燃焼を助ける薬品などを混ぜて作るが、青い色の花火を作る際には酸化銅を混ぜ、赤い花火には炭酸ストロンチウムを混ぜる。作った火薬を釜に入れ、水を加え丸い玉に加工する。玉は星と呼ばれ、容器に詰めていく。値上がりの原因は原材料の高騰で、基本的に原材料が海外製なため世界情勢が関わってくるという。
今年で50回を迎える江戸川区花火大会はこれまで、自治体から補助金と民間からの協賛金で賄ってきたが、財源確保のため去年から有料席を設けた。価格は2000円~2万6000円。
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- 富士山江戸川区第50回江戸川区花火大会
台東区の谷中銀座。6時間待ちの行列ができていたのはかき氷のお店。2011年に創業した「ひみつ堂」はかき氷ブームの火付け役と言われるお店。「ひみつのいちごみるく」は1800円、一番人気の「生メロン三昧」は2300円。高いかき氷だが多い日には1日1000杯を売り上げるという。
大のかき氷好き、ゴーラーだという村上佳菜子さんはご主人との出会いもかき氷。行きつけのかき氷店の元店員さんだったそう。
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かき氷に2000円は高い?高くない?6時間並んででも食べたくなるヒミツを価格解体。1800円の「ひみつのいちごみるく」を価格解体。使っている氷は天然氷で冬の時期に自然の寒さでゆっくり凍らせて作る。天然氷は1つ約3.75kgで約2000円。これでかき氷10杯分なので1杯200円。密は果物を生搾りして作っている。材料費は600円、人権費は630円。夏場は正社員に加え1日20人ほどのアルバイトがいる。時給は去年より100円アップして1500円。その他の費用を踏まえて、店の利益は1杯160円。たくさんの客を呼ぶために8月は朝7時に開店。
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かき氷店の「ひみつ堂」、冬場は大丈夫なのか?売上1200万円が赤字のボーダーラインだという。夏場に儲かった分を冬場に回していかないと1年間営業することはできないという。夏の売り上げを伸ばすため休まずやるという。
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かき氷店の「ひみつ堂」ではいいものを安く仕入れて材料費を下げる工夫をしている。ご主人自ら農家を訪ねて直接仕入れるそうで、B級品などを安く売ってもらうそう。質の良いマンゴーを安く仕入れるために宮古島に専用の木を植えて委託栽培している。季節限定の「マンゴー三昧」は2700円だが大人気メニューだという。「ひみつのいちごみるく」は材料費が約3割だったが、2500円の「桃ダルマ」の材料費は半分を占めるお得なかき氷。
林先生のかき氷に関するウンチク。清少納言の枕草子にもかき氷は出てくる。当時は本当に身分の高い人が食べていた最高の贅沢品だったという。奈良女子大学では平安時代の甘味料「あまづら煎」の味わいを再現した。再現した「甘葛シロップ」は1500円で販売されている。
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近藤頌利さんはかき氷専門店「ひみつ堂」行ってみたくなった、1800円のかき氷食べてみたいと話した。神保悟志さんも行ってみたくなったと話した。林先生は値段は高いが、高いから贅沢したという思いが残るので特別なときに食べれば値段の分は打ち消せるんじゃないかと話した。
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