- 出演者
- 池谷亨 林修 藤井由依 ふかわりょう 遼河はるひ 堀未央奈
オープニング映像。
ローソンは今月14日で創業50周年。先週から人気商品を増量するキャンペーンである「盛りすぎチャレンジ」を開催。プレミアムロールケーキはクリームを盛りすぎ、カツカレーもカツ盛りすぎに。週替りで合計41種類を販売。なぜ50周年の勝負企画が盛りすぎなのか。商品本部の友永統括部長は物価高騰が止まらない中、ワクワク感をもってもらいたいなどと話し、作ってみると笑っちゃうくらい迫力がある商品ができ、気分が上がる体験をしてもらえるのではないかと考えたという。金額について、カツカレーは通常697円だが、盛りすぎ!カツカレーも697円と価格据え置き。増量率はこれまで47%だったのが50周年のため50%にアップした。
その舞台裏を取材。キャンペーン開始3週間前、スイーツ担当者の会議を取材。今回の盛りすぎ商品の試作品が届いていた。ふわもち生シフォンの総重量は通常のものの1.5倍。通常のものは細長いスティック状の商品だが、盛りすぎはずっしりしていて、価格は257円。会議では1つ1つはかりの乗せ、50%増量しているかをチェック。次に商品を目でチェック。作っているメーカーが通常と異なるため、色の出方などが違うと困るのでチェックするのだという。続いて試食。量を増やすと食感が変わってしまうこともあるため、本来を味を損ねていないかもチェックするという。勝負企画のため、準備にも時間を費やし、半年くらいかけているという。
スタジオでは堀未央奈がローソンのロールケーキが学生の頃から好きで毎朝買って学校についたらまず1ロール食べてから授業を受けていた、ローソンはスイーツが美味しいというイメージがあるなどと話した。値段はそのままで増量するこのキャンペーン。コストは当然アップする。材料費はもちろん、運搬費もアップし、弁当については、増量すると加熱時間が長くなるため、容器の耐熱性も変更する必要がある。どらもっちは、容器以外にもコストが。通常はどら焼きの皮で中身が包まれているが、盛りすぎにすると形をキープするために透明の板が必要になる。このように製造工程を変更する必要がある商品も多いという。
どれだけ工程が変わるのかくちどけショコラクレープの工場を見学。通常商品とは絞り口を変えたという。さらに、包むスタッフも増員。手間もコストも増えるが価格は据え置き。価格据え置きで損はしないのか。商品本部の統括部長は、チャレンジ企画ではあるが、SNSでの反響もすごいので販促費はないが反響があるのでと話した。少ない広告費でも話題になり、過去の盛りすぎチャレンジでは来店者数が5%増となったという。全国に焼く1万4000店あるローソンには1日約1000万人が来店するが、5%増だと1日50万人増える計算。
ローソンは盛りすぎで勝負をかけるようだが、コンビニを選ぶ際には明確な根拠があるのかなどと林修は出演者らに問いかけた遼河はるひはセブン-イレブンが近くにあるから行くが、ローソンに関しては、デザートと冷凍食品という明確な目的があって行くと話した。ふかわりょうはコンビニを選ぶのに店員との相性だとした。ローソンの企画ではワクワク感でこれまでローソンに来なかった人を来店させたいという狙いがあるという。過去の盛りすぎチャレンジではコンビニ離れが指摘されている20代の若者の来店が増えたという。値引きは一過性だが、インパクトがある方が長期的な印象を残すという。セブン-イレブンでは、訪日外国人観光客向けの売り場を設置しているという。ファミリーマートは、オリジナルブランドのアパレル商品を展開。その売り上げは130億円超。5年目の今年は初の展示会を開催。林修は、コンビニも飽和に近い状態の中で、独自性を出すことで差別化を図り、明確な根拠づけをしようという方向性が見えるなどと話した。次は飲食店に注目。1品に特化した飲食店は数多くあるが、それは日本ならではの文化らしい。
メニューが1つだけの専門店について、外国人に話を聞いてみるとアメリカの人からもオーストラリアの人からも1つの商品で勝負する店は殆どないとの話が聞かれた。
東京・世田谷区のかっぱは牛の「煮込み」だけで60年にわたって戦ってきた。始めは居酒屋だったが、煮込みの量が祖父の時代に多くなり、他の仕込みができなくなる中で牛煮込み一本に絞ることとなった。1960年頃は値段も50円で、65年の時代を経て850円となった。ドリンクメニューも出されないのだといい、それぞれが黙々と牛煮込みを楽しむスタイルとなっているが、県外から足を運ぶ人もいるのだという。店主の山根さんは狂牛病が流行した2001年にはメニューを増やすことも考えたが、なじみの客が足を運んでくれたおかげで煮込み一本でやることが出来たと振り返った。
新小岩駅から12分の場所にあるコメトステーキは名前の通り米と付け合せの肉の1メニューだけで勝負する店となっていて、かつては米屋だったことから米へのこだわりを持つのだという。米屋としては2018年に倒産してしまい、一品だけなら素人でも会得できると米の相棒にステーキを選んだ。そして、本命の米は炊きたてを食べてもらうために少ない量をこまめに炊くスタイルとなっていて、約2時間30分で6回米を炊くこともあるのだという。これまで肉の量は2度も減らしたものの、こだわりの米については量を変えず質にも妥協していない。従業員は店主の大曽根さんだけであり、人件費は最低限となっている。余ったご飯のテイクアウトもOKであり100g100円ほどになるという。
林さんは1つのことしか出来ないビジネスのあり方は大好きだとコメント。堀さんは岐阜にも中華そばとワンタンだけで勝負している丸デブ総本店という店があると紹介。
黒毛和牛専門店のミート矢澤のほか、10以上のグループ店があるヤザワミート。それぞれ専門店にして個性を打ち出す戦略をとっている。先週、グループの新しい専門店「矢澤チキン」が六本木にオープン。チキンカツの専門店で、若鶏のささみを使った定食は1628円。
先週オープンしたチキンカツ専門店「矢澤チキン」。ハンバーグの有名店「ミート矢澤」の運営会社が出した新店舗。グループ店のトンカツ専門店「あげ福」で、サイドメニューとして出していたチキンカツをヒントに新店舗を立ち上げたという。レシピは1年かけて研究したという。使う部位によって、下味やパン粉の粗さ、付け方を変えている。専門店にすることで、料理の質を上げる戦略。チキンカツ定食は、1628円。値段は、食材の原価と人件費から割り出して設定しているという。矢澤チキンでは、グループで初めて券売機を導入し、2人分の人件費を削減。アルバイトを多く採用し、人件費を抑えている。揚げ油には米油を使っていて、原価が高騰しているという。
あげ福の常連だという遼河はるひは、チキンカツをバカにしていたが、あげ福のチキンカツを食べたらものすごくおいしかったなどと話した。ふかわは、タレントにも通ずるところがあり、いろいろと手を伸ばすよりも、ひとつの武器で戦うほうが息が長いなどと話した。吉野家が今力を入れているのが、ラーメン。5つのラーメン会社をグループ化している。原材料価格の高騰を受け、牛肉とコメに比重を置きすぎるリスクを分散するために、吉野家とは別に、ラーメンの専門店を5年で4倍に増やす計画。ヘアカラー専門店「fufu」は、約140店舗を展開している。リタッチが人気で、値段は3080円。
TVerの案内が流れた。
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一点勝負の専門店を集めたこれで勝負かけてます商店街。世界初の白Tシャツ専門店の「#FFFFFFT(シロティ)」。国内外の厳選したブランド約20種類を販売。一般的なTシャツは試着できないところが多いが、ここは試着可能。直接見て触って比べてほしいとネット販売なし。価格は2000~2万円ほど。他にも若いカップルに人気の夜に食べる夜アイス専門店「21時にアイス」。創業5年で全国に40店舗以上を展開している。シャープが5月からレンタルを始めた新型冷蔵庫。どんなことに特化した冷蔵庫?
シャープの新型冷蔵庫。飲み物がシャーベット状になる秘密とは。「過冷却」という現象を利用。過冷却とは液体をゆっくり均一に冷やすことで凍る温度でも液体のままでいること。冷蔵庫で冷やした飲み物に刺激を与えると一気に凍り始める。注いでみるとシャーベット状に。スポーツドリンクやジュースなど好みの飲み物をシャリシャリに。
シャープ担当者は「暑さ対策は非常に大きな社会課題。暑さ対策の1つのアイテムになれば」と話した。レンタル先で多いのは屋外作業を行う企業。その1つを尋ねた。炎天下での作業が多いため、特にこれからの季節は熱中症対策に力をいれている。そこで休憩所に設置したのが”シャリシャリ”冷蔵庫。普通の冷蔵庫と飲み心地は全然違うという。猛暑の夏に心強い一点勝負の冷蔵庫。林は「個人的に専門店が好きなのでこれからも探したいと思う」等とコメント。