- 出演者
- 原田亮介 林修 藤井由依 コカドケンタロウ(ロッチ) 高橋ユウ 井口綾子
オープニング映像が流れた。
今回取材したのは首都圏を中心に178店舗を展開する魚べい。チェーン全体では年間4600人が来店していて、休日には多くの家族連れで賑わっている。店の一番人気のメニューが「大切りまぐろ」で、通常のネタの1.5倍の大きさながら価格は130円となっている。レギュラーメニューの寿司は94品で、価格は110~180円と格安で販売している。魚米では長年回転寿司チェーンの価格の下限とされていた110円のメニューが43品あり、スシローやくら寿司が110円の商品を値上げする中でこの価格を死守している。魚べいでは原価率の平均が約40%で、収益を上げるギリギリを攻めている。特に北海道産ほたては原価率54%とかなりお得になっている。
魚べいで最も原価率が高い寿司ネタが「大切り活け〆はまち」で65%という破格の値段で販売している。使用するはまちは九州や四国などから生きたまま特別な活魚車で運送するためコストが高い。
回転寿司チェーン「魚べい」の値付けの舞台裏に密着。期間限定のネタは3週間に1度全て入れ替える。期間限定のネタはレギュラーメニューより原価率を低く設定し、旬のネタは多めに利益を確保する狙い。外食チェーンでは都心にある店と郊外にある店で商品の値段を変えるのがトレンドだという。レギュラーメニューは赤字でも安く、その時しか食べられない旬のメニューは少し高くすることで利益を確保し成長を続けている。
魚べいのコスト削減策の1つ目は直線型レーンの導入。注文を受けた分だけ客に届けるシステムで、食品のロスを大幅に削減することでコストを減らすことができる。2つ目は省人化。注文はタブレット、レジも無人で自動化してるのでホールのほぼ人がいない。バックヤードでもロボットがシャリを握っている。今、回転寿司業界では女性客をいかに取り込むかがポイントで、魚べいでも女性をターゲットにした商品を開発したところ評判となり、女性に人気の回転寿司チェーンに選出された。その商品はパフェで、午後2~5時の間にカフェ利用してもらう狙い。
3COINS 原宿本店は1ヶ月に約2万5000人が訪れるという。「マグネットスティックネイルジェル」は330円であり、鉄粉入りのジェルを塗り330円のLEDライトで固めて作る物となっている。マグネットスティックを使うことで鉄粉を動かしてデザインを変えることも可能という。イヤリングやサングラスも300円という。100円ショップが流行する中300円という価格で展開していたが、100円ショップの製品に付加価値を付けルとともに3つ買っても1000円でお釣りが来る事を考えてこの価格設定にしたのだといい、実際に900円ほど買い物する人が多数という。一方で300円という値段であることで衝動買いする人もいるという。
スタジオでは3COINSのキッチン雑貨には「ハンドル付き サラダスピナー」というものもあり、高見えして実用性のあるものも多いと紹介された。林さんは客を回遊させたら店の勝ちという側面があるとコメント。
- キーワード
- 3COINSハンドル付きサラダスピナー
3COINSの売り上げ3位は「吸水アームバンド」。累計220万点を売り上げているといい、手首につけて洗顔すると水が腕からこぼれないのだという。
3COINSの売り上げ2位は「クリアボックスバッグ」。衣類を収納できるだけでなく、クリーニングに向かう際のカバンや水への強さを活かして水着などを運ぶ人もいるという。
- キーワード
- 3COINSクリアボックスバッグ
3COINSの売り上げ1位の品は何?食べることの出来ない消耗品なのだといい、正解はマスクだった。小顔に見えることも評判という。原田さんは均一ショップの市場規模は1兆円規模であり、推し活やサブスクと肩を並べていると紹介。一方で円安だと逆風となることから店側も100円を超える値段で勝負する様子が見られるという。3COINS以外にはダイソーも高価格高品質のStandard Productsというブランドを展開している。
3COINSでは様々な価格帯でヒット商品が生まれている。550円のビアグラスや2200円の頭が蒸れにくい枕など。9900円のレコードプレーヤーは男性から人気だという。一番高いのは、骨伝導ヘッドセットの1万450円。半分以上は300円の商品。3COINSでは商品の企画から値付けまで現場スタッフに一任している。
LIFE IS MONEYはTVerで配信。
- キーワード
- TVer
久守さんが開発し今売れている1100円のツールボックスは、工具箱をヒントにした女性向けの収納ボックス。仕切りの位置を変えられるので、色々なサイズの物を収納できる。キャリーオン折りたたみバッグはスーツケースに引っ掛けて使えるバッグで、発売後に値上げを決断した商品。1100円から1650円になったが、値上げにあたり機能性をプラスした。値上げしても大ヒットした。
林修は、電子貯金箱を探したが全部売り切れで、山梨にたくさん並んでると聞きようやく買えたエピソードを話した。3COINSを運営するパルグループはアパレルブランドを展開する企業で、女性向けの商品をつくるのが得意。パルグループホールディングスの2025年2月期の売上高が2000億円を突破した。
3COINS開店前の午前9時、誰もいない店内にいる怪しげな人物は、ヒット商品を陰で支えるキーパーソン。
- キーワード
- 3COINS
Maikoさんは2005年から大宮店でアルバイトを始め、4年で店長に昇格しその後本社勤務となった。現在はインスタグラムに動画をアップして自社の商品を広めている。SNSによる商品PRを担当する社員は約70人。動画をみてもらうためのMaikoさんのこだわりは、洋服を企画に合わせて着ることだという。