今回取材したのは首都圏を中心に178店舗を展開する魚べい。チェーン全体では年間4600人が来店していて、休日には多くの家族連れで賑わっている。店の一番人気のメニューが「大切りまぐろ」で、通常のネタの1.5倍の大きさながら価格は130円となっている。レギュラーメニューの寿司は94品で、価格は110~180円と格安で販売している。魚米では長年回転寿司チェーンの価格の下限とされていた110円のメニューが43品あり、スシローやくら寿司が110円の商品を値上げする中でこの価格を死守している。魚べいでは原価率の平均が約40%で、収益を上げるギリギリを攻めている。特に北海道産ほたては原価率54%とかなりお得になっている。