国立大学病院でも経営難に陥っている。筑波大学附属病院は去年28億円の赤字。平松病院長は「一番の要因は人件費」という。また医師が偏在化。最近増えているのが初期研修後直ぐに美容医療に医師になる直美。不足しているのは救急科、外科、産婦人科。鹿児島県南九州市の松岡救急クリニックは24時間救急患者を受け入れ日中は一般診療も行っている。現在18人の医師が勤務している。人材確保について松岡院長は「全国から通勤してもらっている」という。医師の半数以上が県外在住。常勤医師の川嶋秀治さんは和歌山県から6時間かけて飛行機で通っている。交通費は全額クリニック負担。
