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「OD−NET」 のテレビ露出情報

不妊治療を続け長男を授かった香澄さんは、第2子のため体外受精を10回以上続けたが妊娠できなかった。子宮の検査や子宮を活性化させる治療などを試し、1000万円以上をつぎ込んでいた。海外の検査機関で受精卵を調べてもらうと、全ての受精卵に染色体異常が見つかった。自分の卵子での妊娠を諦め、仲介業者を通して20代の日本人ドナーの卵子を提供してもらい45歳で次男を授かった。かかった費用は500万円だった。国内で卵子提供を受けるのは容易ではない。卵子提供のドナーとして登録する人のほとんどが体への負担を理由にドナーをやめるという。NPO法人「OD−NET」では11年間で16人が出産し5人が妊娠中だが、ドナー不足のため新たに卵子を望む人の依頼は受け付けていない。卵子を提供するドナーとなった女性を取材した。ドナーは採卵までの2週間、卵子を多く育てるために自分で注射を打たなければならない。採卵の際の出血や、おなかに水がたまるなど副作用のリスクもある。卵子提供を決めたのは親しい知人が妊娠のリスクに直面し自分に何ができるのかを考えたからだという。アメリカの仲介業者は「謝礼金として1万ドル、日本円で150万円ぐらい」と語った。別の中国の業者は120万〜300万円の報酬をドナーに支払い、顧客は外見や学歴、人種などを精査しドナーを選択するという。日本には卵子を提供する際のあっせんに関する規制や罰則がなく、超党派の国会議員連盟が議論を進めているが法案提出には至っていない。日本産科婦人科学会も卵子提供などの生殖補助医療に慎重な立場をとっている。台湾は卵子提供などの生殖補助医療に積極的に取り組んでいる。海外からの渡航者に医療を提供するビジネスも盛んで、台湾で卵子提供を受ける人のうち約15%は外国人。Aさん夫婦は卵子提供を受けるため、台中市のクリニックを訪れた。費用は約260万円。日本人の顧客には体外受精の失敗を繰り返した人が多いという。長年不妊治療を続け40代になった人の卵子と、20代30代のドナーから提供された卵子では妊娠率が大きく異なる。台湾ではドナーの情報は法律で守られ、生まれた子供が将来求めてもそれが開示されることはない。ドナーには仕事や生活の補償として約45万円が支払われる。卵子提供を受けたA夫婦は来月にも受精卵の移植手術を受ける。

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