JR立川駅直結の商業施設にオープンしたのが、オルビスが展開する業界初の化粧品無人直営店舗だ。2坪ほどの小さい店舗だが、売れ筋商品が置かれていて、客の要望に叶ったラインナップになっているという。約90種類の化粧品を厳選して販売している。併設されているテスターバーで、使用感を試すこともできる。欲しい商品をかごに入れて、レジに立つだけで、天井に設置されたカメラやセンサーが商品を認識し、自動で商品を読み取る。商品棚にもセンサーがついていて、手に取ったときの重量の変化を感知している。支払いは、キャッシュレス決済のみだ。決済を終えると、ゲートから出ることができる。何も買わない場合は、端末の「お店を出る」を押せば、ゲートが開く。隣接されたオンラインカウンセリングブースでは、専属のビューティーアドバイザーに肌の悩みなどを相談できる。人件費などのコストを抑えながら、小スペースで出店できるのが無人店舗のメリットだ。無人にすることで、化粧品売場に入りづらい男性客も利用しやすくなっているという。