プレーヤーの感情を瞬時に分析して展開が変わる未来のゲーム。「Ovomind DK1」は手首で感知したプレーヤーの感情を瞬時に判定してゲームに反映するシステムが組み込まれている。脈の速さやリズムなどを息や鼓動の音として表現。開発したのはスイスに本社があるスタートアップのオボマインド。創業から5年余り、感情分析技術の開発を進めてきた。心理的な動きが汗に現れる反応を読み取る。さらに追求したのはゲームの展開にどれだけ速く反映できるかだった。ゲームの場合、遅延があると没入感が低下しかねず優れた反応速度が欠かせない。ゲームという高いハードルを越えることで新たなビジネスチャンスにつなげられるという。マーケティングを手がけるオプトはオボマインドの技術に関心を示していた。これまでの市場調査ではウェブなどを通じたアンケート調査を行ってきたがこの手法には限界を感じていたという。今月中にも事前予約を始め日本円でおよそ2万9000円から発売される予定。