大阪王将のグループが始めた驚きの別業態とは。やってきたのは千葉県市川市のJR本八幡駅。早速お店へ向かうとそこにはパンが並んでいた。そこはパン専門店「R Baker mini」で関東を中心に44店舗を展開している。店内ではクロワッサンを始め、スコーンやソーセージパンなど約30種類を販売している。「米クロ」を早速試食し、外サクッとして中フワっとしてバターの香りがダイレクトにくるなどと話した。厨房を覗いてみると、まず取り出したのはカチコチに凍ったパン生地だった。これをトレーに並べて解凍し、そのままオーブンに入れてスイッチを押すだけで焼きたてパンが完成。使用されているパンの生地は山梨にあるセントラルキッチンで一括製造されたもの。冷凍食品で培った技術を使い、-40度で冷凍された生地が全国の店舗に配送されている。お店では生地の仕込みなしで営業可能となっている。そのためお店がコンパクトで厨房含めて7坪である。そして元は高級食パン専門店だったとのこと。オーブンがあれば営業可能のためコンパクトな高級食パン店をそのまま鞍替え。ブームが過ぎ去った高級食パン店を利用することでスピード出店か可能にしているという。大阪王将のグループがパンを始めたのにはグループ全体としてのある狙いがあった。昼と夜の時間には強い大阪王将だが中華は朝と完食のニーズが少ないというのがあり、グループとして1日を完全網羅しようと始めたのがこのパン専門店だった。大阪王将のノウハウが生かされた商品「のびーるクロワッサン」は1日1店舗で2,000個販売したという大ヒット商品である。早速試食し、モッチモチで外のカリカリ感がたまらないなどと話した。生地に混ぜているのはもちもち食感で大人気の冷凍食品・ぷるもち水餃子と同じ小麦粉なのだという。
住所: 千葉県市川市南八幡3-5