日本のアニメや食文化などの海外展開支援してきたクールジャパン機構、経済産業省は廃止する方向で調整に入った。今から13年前、アニメやゲーム、日本食など日本独自の文化を海外に広める『クールジャパン推進会議』の初会合で、当時の安倍総理の元に集まったのは、デザイナーのコシノジュンコさんや、作詞家の秋元康さん。政府は経済政策の「柱」と位置づけ、官民ファンドの「クールジャパン機構」を設立。これまでに約1400億円を様々な分野に投じてきたものの、業績が悪化する投資先が続出した。軽くて強い蜘蛛の糸のような人工素材を製造するベンチャー企業に、クールジャパン機構は過去最大となる140億円を出資したが、量産化に失敗して企業は破綻、新型コロナの流行で不振が続き、結果として機構の赤字額は540億円に達した。経済産業省は、来年度予算の概算要求を見送る方針で廃止も含めて年内を目途に結論を示す方針である。
