JAXAはきょうの会見で、日本初となる月面着陸に成功した月面探査機「SLIM」について、目標地点から東側55mの位置に着陸し、誤差100m以内のピンポイント着陸に世界で初めて成功したと発表した。SLIMが降下中に撮影した月面の画像や、SLIMから切り離された月面ロボットが撮影した着陸後のSLIMの様子も合わせて公開された。SLIMの降下時に、2つあるメインエンジンの1つに異常が発生したため、逆さになったような状態で月面に着地したとみられるという。現時点でのSLIMは、機体側面の太陽電池に光があたらず、電源停止の状態だという。今後、太陽光があたり、太陽電池が発電することで、追加のデータの収集や探査ができることを期待しているという。