肌寒いと恋しくなるのが鍋料理。東京・六本木のキノコ鍋専門店「Shangri-La’s secret ROPPONGI」では、旬のキノコをふんだんに使ったしゃぶしゃぶ「美楽黒湯」(ランチ価格 1人前4950円)と提供している。しかし、そのキノコに異変が…。「Shangri-La’s secret ROPPONGI」の平山卓也店長は「今年の夏の猛暑ということもあり、キノコの状態が例年より悪かったり、納品の量が少なかったり」と話し、異常な残暑の影響が秋の味覚に及んでいるという。茨城県笠間市にあるキノコ農園「田村きのこ園」の一番の売りは肉厚で直径8cmを超えるジャンボしいたけで、空調を使わない自然に近い環境で、ゆっくりと菌を熟成させることで大きくなるという。しかし、「田村きのこ園」の川島拓代表は「30℃を超える時間が長くと、菌が弱ってきたり、しいたけの芽がつかなくなったりというのがある」とコメント。残暑で収穫量が例年の10分の1ほどに落ち込んでいるという。そのため、直売所のオープン時期を遅らせざるを得ない事態になっている。暑さの影響はキノコだけではない。
住所: 東京都港区六本木4-11-11