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「シェアウェディング」 のテレビ露出情報

近藤顕彦さんは2018年11月、初音ミクと結婚式。挙式費用約200万円。好意を抱いてから10年で結婚。初音ミクと外食や旅行に出掛ける。結婚指輪は初音ミクのサイズを測ってもらい購入。牛窪氏は近藤さんの事例について、「すごく幸せそうな笑顔をしていて相手が何であれ恋愛は人を幸せにすると改めて実感した。男女でみると、男性の方がリアルと二次元の境が曖昧になっている傾向がある」などと述べた。
「フィクトセクシュアル」とはアニメ、ゲームなど2次元キャラクターに惹かれるということを意味している。日本性教育協会の青少年の性行動全国調査報告(2017年)によると、ゲームやアニメの登場人物に恋愛感情を持った経験があると答えた人は中学男子が13.1%、中学女子が16%、高校男子が13.6%、高校女子が15.4%、大学男子が14.4%、大学女子が17.1%とそれぞれなっている。
弘前大学・羽渕一代教授はゲームやアニメの登場人物に恋愛する人について「少なくとも30年前から社会にいた。社会が多様性を認めるようになり自分の立場を表しやすくなったのだと思う」と話している。牛窪氏が注目しているのがゲームやアニメの登場人物に関する表現技術の向上。1990年代に大きな契機があったとみている。1994年「ときめきメモリアル」発売。高校卒業の日にヒロインに告白されることを目指す恋愛シミュレーションゲーム。1995年「新世紀エヴァンゲリオン」テレビ放送。女性キャラクターが人気を博す。大ヒットキャラクターが相次いだ背景に技術の向上があった。1990年代に青春時代を過ごす団塊ジュニアがオタク文化興隆の土壌に。
今ではキャラクターとの結婚を望む人も。“愛の証し”発行サービス「次元局」ではキャラクターとの結婚を望む人から公的ではない婚姻届を提出してもらい結婚証明書を発行している。2020年11月のサービス開始以降200人以上が利用。群馬県でウェディングプロデュースを行うシェアウェディングでは2次元専用のオリジナル挙式を行っている。富岡製糸場で開催した場合、費用は18万円。去年は3件の挙式が行われた。牛窪氏は「ゲームやアニメなどの表現技術の向上は90年代から既にみられ、近年になって多様性が尊重される社会になり、ゲームやアニメのキャラクターが好きだと公言しやすくなった」などと述べた。また「ネットやゲームなど気軽に楽しめるものが増えて、リアルの恋愛をしないまたは楽しさを忘れたという人が特に若い世代には多くなっている」などとも述べた。

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