時は2021年5月11日のアストロズ戦からバスガーシアンの実況が迷走していく。「ドコカニイッテ ハヲミガク」という実況をした理由について、バスガーシアンによると、「出直してきなという意味の英語の慣用句をGoogle翻訳を使って日本語に直訳したものだ」というが、日本人にもアメリカ人にもよくわからないことになった。さらに2カ月後のアスレチック戦でも翻訳を誤り、謎の実況になった。さらに2022年4月15日、1試合で2本のホームランを打った大谷選手を2年前の日本の流行語の「ショウヘイ キュンデス」と実況したそうだ。このままでは大谷選手の凄さが伝わらないと思ったスタッフは、原因を調査した。すると、「キュンデス」実況を影で操っていたのは、近藤祐司アナウンサーだった。2022年3月に近藤アナは雑誌「Number」の企画で、バスガーシアン氏と対談し、その際にバスガーシアン氏から日本のフレーズを求められたそうだ。大谷選手の実況フレーズの枯渇について、近藤アナは「全て出尽くした感があった。」と感じたそうだ。しかし今年4月9日、実況フレーズが枯渇していることを逆手に取った「黙る」という実況が生まれた。そんな中、今年6月17日、大谷選手のメジャー通算150本目のホームランがかかった試合で、バスガーシアン氏が実況だった。