OPULENCEの日本代表のチームがレッスン場で練習している様子が。メンバーは新宿二丁目で活動するクイーン＆ゲイや女性ダンサーが集結し国籍に関係なく活動している。イベントの前日にも関わらずメンバーは和気あいあいとしていた。ベルを釘付けにした人物はヴェラ・ストロンジュ。次世代を担う東京チームのリーダーでドラァグクイーン。ヴェラはリップシンクと本格的なヒップホップやジャズダンスをクールに踊るパフォーマンスが特徴。また新宿二丁目で有名にしたワザは足を広げたまま体を落とすDip。日本でこのパフォーマンスができるクイーンはごくわずか。ヴェラはフィリピのセブ島に出身で祖母も母もダンサーだったという。幼少期からゲイを自覚していたが8歳で世界で活躍するダンサーを夢見ていたという。13歳で母の再婚を機に日本にやってきたがプロのダンサーを目指していたが夢半ばで挫折し、その後はゲイバーでアルバイトを続けていた。しかし人生を変える出来事にドラァグクイーンをやってみないか？と声をかけられたが当初は女装をして踊ることに抵抗感を感じていたという。しかし世話になっている知人の誕生日パーティーで披露するとハマってしまったという。
一度は諦めたダンサーの夢が動き出し、今回のイベントはヴェラにとっては千載一遇の大チャンス。今回やってくるドラァグクイーンはアメリカの人気番組ルポールのドラァグ・レースで活躍してきた人たちで、その優勝者とレジェンドが初来日。ハリウッドスター級のセレブだという。ビッグスターと同じ舞台にたつことで注目を浴び世界で活躍するきっかけにしたいと考えた。そのために血のにじむような努力を重ねてきたという。そして当日、Zepp Shinjuku（TOKYO）で行われるイベントに観客が押し寄せた。リーダーのヴェラはドラァグクイーンに変身する。ドラァグクイーンの特徴は極端なボディライン。そのためにパッド入りのパンツが愛用されるがヴェラは自主制作の巨大パッドも仕込む。またパンストを5枚はくなどしボリュームを出し細くみせたい足は締め付けるのが特徴。スタジオでも有吉がカバーパンツを装着。カバーパンツはポロリやもっこり防止になるという。
すると楽屋に海外のビックスターの一人デナリが訪問してきたが挨拶にやってきてくれたという。その心遣いに感激するヴェラだったが、親しげに話す男性の姿が。その人は自分の父親的存在だというが、海外のクイーンは弟子入りのシステムがあり尊敬する先輩をドラァグクイーンの父と母になってもらい、娘として家族を構成し教育をうける。ヴェラも5年前に家族を構成した。そしてOPULENCEは2時間開催し1500人の観客があつまるが大半が女性だという。開始30分前には緊張している様子のヴェラだったが海外のビッグスターに感激した。しかし自分をみてきた1人のドラァグクイーンが自分に対しあおりをしてきたと答えた。
そしてイベントが行われ、海外のビッグスターや日本チームが踊りを披露した。その後も一時間に渡りビッグスターたちが踊りを披露した。そして日本代表のヴェラが出番を迎えたが観客を引き付ける2つの演出を用意しているという。