シリア出身のアルマンスールアフマドさんが祖国シリアに帰還する様子を紹介する。気がかりだったのが故郷の人々との間に溝が生まれていないか。入国手続きでシリア社会の変化を実感した。アサド政権の時代は必ずパスポートの中にお金を入れて渡していたという。内戦が祖国に残した傷跡を目の当たりにした。アサド政権崩壊後、国外の約600万の難民のうち100万人が帰還したとされているが、多くの地域で生活の基盤は破壊されたまま。故郷のハマでは家族や親戚、70人が迎えた。様々な宗教や宗派が共存し“モザイク国家”と呼ばれるシリア。スンニ派は国内最大の宗派で7割以上を占めているが、アサド政権下ではアラウィ派が軍・治安機関の中枢を占めていた。アルマンスールアフマドさんの祖父が所有していたという広大な農園はアサド政権時代にアラウィ派の人々に奪われ占領されたまま。対話によって土地の権利を取り戻すことに決めた。
