動物の革を使った工芸「レザークラフト」の魅力に迫る。長野市青木島町の「The Leylines」ではお客さんのオーダーも聞きながら暮らしや趣味で使える革製品を作っている。20年ほど前から独学でレザークラフトを始め12年前に自分の店を持った鎌田学さん。得意とするのは革製品のリメーク。バスケットボールをキーホルダー、ランドセルからキーケース。鎌田さんは、職人ごとに得意な分野やアイデアが異なるのもレザークラフトの魅力だと話す。2014年に長野市南長野にできた「IVY PRODUCTS」では元カバン職人の高橋元康さんがバッグや財布以外にも手がけているのが遊び道具。将棋盤、チェスなどのボードゲームも革で作る。高橋さんによるとインターネットにより大口でなくても革を仕入れやすくなったことでレザークラフトの専門店が増えてきていて、長野市だけでもおよそ10年で少なくとも3店舗が新たにできたという。2人の職人に共通するのは、ものを大切にする意識。
住所: 長野県長野市青木島町大塚160-1