岡山で暮らす55歳のかおりさんは50歳で若年性アルツハイマー型認知症と診断された。5年で病状は進行、数字が認識できない、トイレの仕方がわからなくなったり日常生活に支障が出ている。夫真吾さんは最初の異変について「財布が小銭でパンパンになった。味付けが変わる、完全に違和感しかない」などと話した。武田さんと同世代の夫真吾さんは若い時やんちゃをしていて、看護師をしていた妻は真面目で23歳の頃紹介で出会い27歳で結婚し2人の子どもに恵まれた。5年ほど前から家事をしなくなりケンカばかりになり別れようとしていたがケガをきっかけに病院に行くようになり若年性認知症が判明した。真吾さんは家のことも何も分からず体中に蕁麻疹ができ弱り死を考えたがかおりさんの「生きていたい」に触発されたという。トラック運転手の真吾さんは朝6時に出勤、かおりさんは朝8時30分に就労支援の迎えまで1人だがリモートカメラでつなぎ、夕方の帰宅して以降も何度もカメラを活用し確認、た遠隔操作できるカギや自動開閉のカーテンなどスマート家電が仕事と介護の両立を支えている。病気やケガで生活・仕事などを制限される場合現役世代でも受け取り可能な障害年金は受給条件の一つに初診日の特定がある。症状が出てから初めて診察を受けた日で真吾さんは初診日特定に苦労したという。今は障害年金を受け取れるようになり休日は買い物や趣味の料理をしたり大切にしている2人の日常をSNSで配信すると認知症コミュニティーや医療関係の人など仲間ができたという。
