運送会社UCの男性を取材。多い日は1人で100件を超える荷物を配送するという。置き配の客は6から7割くらいだという。置き配指定でも、天候によってはできず、場合によっては防水処置が必要だという。また個人情報保護のために伝票が見えにくいようにする配慮もしているそう。配達側に防ぎようのないトラブルとして盗難の報告が増えているという。愛知県では男が集合住宅の郵便受けに置かれていた「置き配」のダンボールを盗んだとして逮捕された。盗難対策として宅配ボックスの売れ行きが好調で、たためるタイプが人気だという。「置き配」に対応した便利なサービスも広がりを見せている。一部の宅配業者ではオートロック付きのマンションでも玄関前まで配達可能な「置き配」サービスを導入。パナソニックでは留守でも「置き配」指示できるテレビドアホンを来月発売するという。
東京都消費生活センターによると、置き配や誤配に関する相談件数は増加傾向にあるという。置き配トラブルにあった男性によると、石川県の住宅の防犯カメラには、配達員がタブレット端末の入った荷物を放り投げる様子が映っていたという。