みずほ証券・中村克彦の解説。今回のテーマは「チャートから探る日本株2025年下期相場」。3つに注目。1つ目は売買代金、2つ目は総理足、3つ目は株価純資産倍率のPBR。中東情勢が一時沈静化した後、日経平均株価は4万円近くまで一時回復。商いがやや縮小。6月は伸び悩んでいる。株高薄商いの逆行現象。日本は関税交渉の行方はまだ不透明のまま。参院選を控えており、選挙結果を見極めたいと市場参加者は売買を手控えると予想される。2025年は都議選と参院選が重なる選挙イヤー。都議選は自民党が敗北。日経平均株価の総理足。長期政権イコール株高。石破総理の就任時の日経平均株価は39533円。実績PBR、割安感も薄れている中、海外勢が買い越し貴重を続けるものの売買代金が伸び悩んでいる点に違和感を感じる。夏枯れの予兆で5兆円ラインに注目。PBRでみると1.15~1.6倍。