- 出演者
- 八木麻紗子 萩谷麻衣子 大下容子 杉村太蔵 佐々木亮太 斎藤康貴 林美沙希 林美桜 水越祐一
オープニングの挨拶。
きのう、自民党・高市総裁が第104代総理大臣に選ばれた。アメリカのCNNは「日本の“鉄の女”が政権を維持するためにはすぐに結果を出さねばならないだろう」と論評。また、ワシントン・ポストはトランプ大統領が来日する直前での総理就任に触れ、高市氏はトランプ氏と「安倍元総理への親近感」から共感を得られるのではと報じている。一方、中国外務省の報道官は中国と日本は緊密な隣国であるとしたうえで、台湾問題などを念頭に「政治的な約束を遵守し戦略的互恵関係を全面的に推し進めるよう望む」と牽制。韓国の連合ニュースは高市氏が日韓の領土や歴史問題で発言・対応を強化すれば、両国間の葛藤は不可避と指摘。きのう、就任会見に臨んだ高市総理に対し、韓国メディアから高市総理の就任で日韓関係が悪化するのではとの懸念があると問われ、高市早苗総理大臣は「懸念があるようだが、韓国のりは大好き、韓国コスメも使っている、韓国ドラマも見ている。大統領とお目にかかれるようなチャンスを作れることを楽しみにしている」と述べた。弁護士・萩谷麻衣子は「今のアメリカを見ると多国間主義を重んじない、同盟国であっても尊重しないという対応が見受けられる。高市さんが違うことは違うと言っていけるような信頼関係を築いていくかは不透明」などとコメントした。
オープニング映像。
北海道・風蓮湖の空の様子を伝えた。風蓮湖はタンチョウやオオワシなどが飛来する野鳥の宝庫として有名な場所。
コメンテーターを紹介した。
東京・渋谷の中継映像を背景に気象情報を伝えた。
東京23区の新築分譲マンション価格の高騰が止まらない。不動産経済研究所がきのう発表した4~9月の平均価格は1億3309万円(前年同期比+20.4%)となり過去最高を更新した。首都圏(東京・神奈川・埼玉・千葉)の平均価格も9489万円(前年同期比+19.3%)となった。今や東京23区内では1億円や2億円というのが当たり前になってきているという。東京カンテイ・髙橋上席主任研究員は「バブル以来の高騰期に入っているのかなという感じはする」などと指摘した。
東京23区などで続く新築マンションの価格高騰。大きな要因の一つがロシアによるウクライナ侵攻後の建築資材や輸送コストの高騰。東京カンテイ市場調査部・髙橋上席主任研究員は「円安の影響もあるのかなと思う。外から見れば日本の不動産は割安に映ってしまう」などと述べた。日本の不動産に熱い視線を送っているのが中国。千代田区は近年建設のマンション登記を調査、購入者の7割が別の場所に居住していたという。千代田区・樋口区長は「国内や海外から登記目的での販売購入が一定数行われていることもヒアリングから分かった」などと述べた。区は7月、投機の抑制のためとして、購入から原則5年間は転売できないとする特約をつけるよう不動産協会に要請を出した。高市総理は先月、外国人による不動産取得の制限について「見直しも含めて様々な検討を進める」などと述べていた。
外国人による投機目的のマンションの購入が価格高騰の一因として指摘されている。海外居住者の所有実態(「TRUSTART」調べ)で東京23区マンション海外居住者の所有割合は1位が港区、新宿区、3位が渋谷区、4位が千代田区、5位が中央区。国・地域別でみると中国が40.1%、台湾が32.7%、続いてアメリカ、シンガポールの順番。千代田区では価格高騰や賃料の上昇などが地域の暮らしに影響を及ぼしているのではないかという懸念があると千代田区・樋口区長はした。7月に原則5年以内の転売禁止、同一建物において同一名義者による複数物件の購入禁止など不動産協会に異例の要請をした。高市総理は先月、「土地取得の規制を含めさまざまな検討を進める」などと述べていた。外国人政策担当大臣は小野田紀美氏。アメリカ出身で2016年の参院選で初当選。外国人の不法滞在や不法就労問題について取り組んでいる。萩谷は「私は規制の必要性があると思う」、杉村は「大原則自由主義経済」、「物価高はエネルギーと食料品。大きな要因は円安。高市政権が円安とどう向き合っていくのか、マーケットも見極められていないところもある」などとコメントした。
保守派起用高市新内閣の狙い。
「ガーナ“電子ゴミの墓場”立ち向かう日本人を取材」などのニュースラインナップを伝えた。
ルーブル美術館の宝飾品強盗事件。フランスメディアが報じた犯行の瞬間とされる映像を紹介した。開館間もない午前9時34分、クレーン車を使い建物の2階に進入した実行犯はアポロンのギャラリーに展示されていた9つの装飾品を盗み出した。サファイヤ、エメラルド、ダイヤモンドなどがふんだんに施された皇帝ナポレオンなどにゆかりがあるもので学芸員の試算によると被害額は約155億円だというが、歴史的は計り知れないという。犯行グループは顔を隠した4人組。犯行時間は7分だった。事件の背景に財政難による警備体制の不備を指摘する声も上がっている。
今回の強盗事件、財政難が影響しているのではと言われている。米・フォーブスによるとルーブル美術館の年間予算は約453億円、その3分の1はフランス文化省からの助成金。年間運営助成金は過去10年間で20%以上縮小(AP通信)。さらに来年の文化省の予算は約263億円削減されるという(ユーロニュース)。「アポロンのギャラリー」の警備は通常6人だが、犯行時は4人しかいなかった(ルモンド紙)。過去15年間で常勤約200人分の仕事が削減されたとしている(AFP)。フランス国内ではルーブル美術館の強盗事件について批判が殺到している。共和党・ベラミー氏は「国家遺産を守れない国の病」などと指摘している(ロイター通信)。杉村は「マクロン政権を直撃するかもしれない」、萩谷は「宝石って狙われやすい。2度も3度も起こると思う」などとコメントした。
ガーナで問題となっている“電子ゴミの墓場”。福井・あわら市にある金津創作の森美術館では、アフリカの惨状を伝える個展が開かれている。作品に使われているのはガーナで捨てられていた電子ゴミ。ガーナ共和国の人口は約3400万人、カカオ豆の産地として有名。首都から車で20分の場所にスラム街、アグボグブロシーがある。東京ドーム約30個分の広さを埋め尽くす電子ゴミがあり、“電子ゴミの墓場”とも言われている。ハリウッドのドキュメンタリー映画「Still A Black Star」を紹介。電子ゴミは先進国が大量消費したもので、それらは不用品となった後、発展途上国へ輸出される。1万世帯が電子ゴミで生計を立てているという。燃やす際の有毒ガスの影響で平均寿命は30歳くらいだという。映画の主人公は電子ゴミで作品を作り続けている長坂真護さん。現在開催中の個展の会場はスラム街を再現した空間になっている。アグボグブロシーを支援するため作品を販売している。長坂さんは作品の売り上げで現地に雇用を創出するなどの支援を行っている。長坂さんの代表作は「ガーナの子」。現代アートのコレクターが1500万円の値をつけた。アグボグブロシー出身のエバンスさんのように現在、長坂さんの支援で119人が働いている。長坂さんの目標は2030年までに1万人を雇用することだという。
これまでなかなか知る機会のなかったガーナの実情。電子ゴミアーティストの長坂真護さんの作品がスタジオに用意された。売上額の大半をガーナの支援にあてているという。毎月数トンの電子廃棄物の回収、洗浄、破砕にあてるという。そこからタイルなどを作るという。健康被害を伴うような電子ゴミを処理している人たちを雇用し、スラム街の状況を改善するという。EV事業にも資金は使われている。持続可能な環境を作ろうとしている。長坂さんのようなことをメーカー側がやらなければいけないと杉村太蔵さんがいう。新事業はダイヤモンドだという。長坂さんは大量の衣服を回収してきた。衣服からダイヤモンドを作ることを考えた。まず灰にする。高圧をかけて、人工ダイヤモンドにする。事業化にチャレンジするという。街の平均寿命は30歳だという。長坂さんは売り上げの5パーセントしか受け取らないようにしているとのこと。
8月にカンボジアから移送された男女29人がきのうまでに組織的犯罪処罰法違反の疑いで再逮捕された。警察によると29人は今年5月、女性に警察官などをかたる電話をかけ現金計200万円をだまし取った疑いがもたれている。カンボジアの拠点では中国などアジアの国の詐欺グループも多数活動していて、拠点内には約1000人がいたとみられることが分かった。萩谷は「海外でこういうことをしても必ず捕まる」などとコメントした。
富山県の自宅で当時16歳の実の娘に性的暴行を加えた罪に問われている男に富山地裁は「卑劣かつ悪質性の高い常習的犯行」などと指摘、懲役8年の判決を言い渡した。
玄米60kgあたりの新米の相対取引価格(農林水産省)は先月、全銘柄の平均で3万6895円だった。過去最高を更新した。JAが生産者に前払いする概算金が去年より3~7割ほど上昇していることが主な要因。最も高かったのは新潟県魚沼産のコシヒカリで、4万2257円だった。
夏の記録的な暑さで地ビールの出荷量が伸び悩んだ。地ビールメーカー出荷量(東京商工リサーチ調べ)の1月~8月の総出荷量は7428klで前年同期比0.5%上回った。5月以降では4カ月連続で前年同月を下回っている。夏の酷暑による外出控えや、需要がビールから清涼飲料水に向かったとみられている。地ビールの出荷量ランキングが発表され、1位はエチゴビールだった。14年族でトップとなり圧倒的な強みを見せた。
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