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「Ustream Asia」 のテレビ露出情報

このころ、日本のテレビ業界はインターネットの活用を模索していた。ターニングポイントとなるのが東日本大震災。NHKは発災後すぐに緊急放送を開始したが、被災地では大規模な停電が起こり、テレビを見ることができない人が数多くいた。放送以外の発信手段となったのがツイッター。テレビとネットの距離を縮める出来事が起きる。地震発生から15分後、被災地から遠く離れた広島で中学生が思い切った行動に出る。NHKの映像をカメラで撮影し、無許可ながら動画サイトでライブ配信を始めた。中学生は母親が阪神淡路大震災で被災した経験から配信を決意した。その配信を知らされたNHK広報局職員(当時)・浅生鴨さんは無許可と知りながら拡散する。配信サイトUstream Asiaサービス企画部(当時)・加藤幹也さんはアクセス数の異常な伸びに気付く。通常、無許可の配信には停止の措置をとるが、NHKに連絡し、異例の対応に踏み切る。NHKではそれまでニュース放送をライブ配信した前例はなかった。メールを受け取ったNHKデジタル放送推進責任者(当時)・元橋圭哉さんは判断を迫られる。午後9時半、NHKは配信サイトと連携し、ニュース番組のライブ配信を初めて実現した。Ustreamでは民放を含む12の放送局が配信を実施。2週間でのべ4200万人が視聴。総再生回数は6800万回以上に上った。

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