東京・府中市のおにぎり専門店「まんまるおにぎり」の看板商品。新潟県産のコシヒカリを使用。具材は週替わりのものも含めて約10種類から選べる。人気のメニュー:うま天を紹介。全品1個300円という財布に優しい値段。+150円でみそ汁と漬物をつけることもできる。店の一番のこだわりが炊きたて、出来たて、握りたて。土鍋で15分ごとに炊き上がるようにスケジュールを組んでいる。まんまるおにぎり・吉田貴子店長は、4人の子どもを育てた母親。貴子店長の料理を食べて育った長男・吉田靖見オーナーもその腕前に太鼓判。店を開くよう提案したのも靖見オーナー。貴子店長は30年以上専業主婦として過ごし店を持つなんて想像もしていなかったという。おにぎり店の切り盛りという第二の人生がスタートした。社員食堂を経営する会社の社長をしている靖見さんが店のオーナーとなりほかの子どもたちも母親の調整をサポート。ポスターやメニュー表の作成SNSの運用など家族一丸となって行っている。握り方や米の種類具材選びなど研究に研究を重ねた末、2年前にオープン。営業時間は午前11時30分〜午後1時30分までの2時間だけだが、ひっきりなしに客が訪れ多い時はおにぎりが100個近く売れるほどの人気ぶり。すっかり地域の憩いの場となっているまんまるおにぎりだが、最近頭を悩ませているのが令和の米騒動とも呼ばれる米不足の影響。まんまるおにぎり・吉田靖見オーナーの会社が卸売業者と年間契約を結んで米を仕入れ、店でもその米を使っているため今のところ不足はしていないが。靖見オーナーは「新米が出てきても取り合いになって米不足が加速していくのではと心配」と語った。具材やのりなども値上がりしているが、なんとか1個300円を維持。貴子店長が作るアットホームな雰囲気も店の魅力の1つ。